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TOWEL LABO

大矢 真:タオルレビュー専門家

日本国内のタオルを使い心地を考えた独自基準で評価。500枚以上のタオルを触り、専門家の視点でコンテンツ作りを行う。

現在2人の子育て中のパパであり、元化学者。理系のひとらしく根拠をしっかりお伝えしながら、タオルの魅力を正確に伝えます。

タオルのコラム

今治「工房織座」独特のテイストは古き良き伝統の製造機で生まれていた

PC記事上

今治市の中心から車で30分、鈍川温泉へ向かう途中の山間部に位置する(株)工房織座。

100年以上前の足踏み織機を使って味わい深いストールを製造していることで有名なこのお店。あえて波打つような編まれ方をしたストールは柔らかな凸凹が自然にできるようになっているので、まるで風や波紋を感じるような独特な風合いでまるで芸術品。高速の織機ではできない編み方をしている貴重なアイテムが多数販売されています。

元々他のタオルメーカーから独立された職人である社長さんだからこそできる織物。

社長自ら昔ながらの織機に改造を加えたといいます。

今治市

その改造は古い織機を電動化するだけにとどまらず、織機2つを切断して組み合わせるなど、創意工夫にあふれる。

他では真似することができないであろう独創的な商品は社長と、その社長の元で働く熱い織物への愛情から生まれていることを実感しました。

一枚一枚を丁寧に時間をかけて作っており、ストールは最新の織機と比較すると30分の1の速度で丁寧に織られているのだそう。大量生産ではなく、使って欲しいものを作るというまっすぐな意志を感じられるブランド。

工房織座のオリジナルタオルブランド「水布人舎」


引用:https://www.oriza.jp/suifutosha

工房織座のなかでもタオル好きが注目すべきは、水布人舎(すいふとしゃ)というオリジナルブランド。

2016年に立ち上げられたブランドになりますが、昔ながらの織機を使いこなす職人と試行錯誤しながら今までにない風合いのタオルを製造・販売しています。タオルへの愛情によって作り出されたタオルは商品は早くも注目されています。オシャレな雑貨やアイテムを紹介することで有名な「Casa BRUTUS(カーサブルータス)」や「婦人画報」にも掲載されているので、実は目にしているという方も多いはず。

吸水力が高く、乾きやすいという特徴をもつ「はずむ麻とオーガニックコットンのワッフル」は亜麻(リネン)、綿(コットン)の他に苧麻(ラミー)を独自の配合で組み合わせることで特性を実現しています。また、麻はやや硬い印象をあたえますが、ワッフル織りとすることで柔らかなタッチになり速乾性とサラサラのさわり心地が両立されています。

また、オススメは「MASIRO - LIKE A POWDER SNOW-」。

さわり心地はまるで綿菓子のよう、購入したときにはすでに触れただけで手がもぐってしまうほどに柔らかい出触り。実はこのMASIROタオルは当サイトで長きに渡ってNo.1評価となっている伊織で販売されているタオル「yume」とは兄弟のような関係。伊織で販売されているyumeはMASHIROのオリジナルマイナーチェンジのタオル。

製造元は工房織座さんなんです。

今回は実際に工房織座の工場と直営ショップへ遊びに行ってきましたので、そのときのお話をしますね。

工房織座直営ショップに遊びに行ってきました

「今治タオルを肌で感じたい」

普段から使うときに触れているじゃないか。というツッコミも聞こえてきそうですが(笑)そういう意味ではないんです。

実際にお気に入りのタオルが生まれている場所に行ってみたい。

思い立ったらすぐ行動、ということで今回は今治に遊びに行ってみました。

まずは伊織の「yume」のタオル開発を行った工房織座さんのファクトリーショップへ。このブログでは何度もお伝えしていますが、使い始めから柔らかくフカフカの感覚はナンバーワンのタオルといって良い名品です。

開発者に会いたくなるってもんです。

今治市内でランチを食べてから車で

今治市から国道317号を使って、田舎になりつつある道を通って進みました。

すると曲がり角のある場所に看板が、しっかりと「工房織座」と書かれていました。

ついに到着です。今治市内から車で30分程度、道後温泉から40分とアクセスは意外にも良好です。

看板の矢印通りに進むとすぐにオシャレな山小屋のような建物が見えてきました。

このあたり、非常に田舎であるため非常にオシャレな建物はすぐにそれとわかります。車は少し坂を上がったあたりの駐車場でも良いのでしょうが、この日は満車だったので、少し先に進んだ上り階段のある広くなったところに駐車しました。

今回は直営のファクトリーショップの他に、工場見学、アトリエ見学をさせてもらいました。

「ものづくり日本大賞」「グッドデザイン賞」など取得しているのですね。色とりどりのストールやマフラーなどのアイテムが綺麗にディスプレイされていました。

 

いつか行きたい!アトリエでの織物体験

工場の向かいにはアトリエが。こちらは一般の方が織物を体験するためだけのために作られた建物なんです。最近では地域の方以外にも、外国からお気に入りの糸を持ってくる方もいるのだそう。

実は工房織座さんの織物体験は毎日営業しているわけではないので注意。

社長さんがいらっしゃるとき限定の織物体験になります。これだけの織物への愛のある方から直接指導できるなんて素敵過ぎる体験。私もいつか妻を連れてストール作りに行きたいと思います。

織物体験の織機が希少、一見の価値あり

織機が日本でも数少ない貴重なもので、足踏みのみを動力としながら横糸もバネの力で自動で通すというカラクリ織機とも言える代物でした。この織機、発明された当時は横糸を手で通す必要がないために、非常に優秀な織機であったのですが、直後により高速の織機が発明されたために生産量が少なくなってしまったタイミングが惜しい大発明なのだそうです。

実際にシャトルが足踏みだけで通る様は見ていて爽快でした。

こんな貴重な織機を入手して織物の魅力を伝えてくれるとは工房織座、すごすぎます。。。

今回は予約をしていなかったため自分では体験できなかったのですが、同じく工房織座で働く社長の娘さんが実際に足踏みの織機を動かしてくださいました。体験した方のサンプル写真が展示してあったのですが、どれもプロの作家さんかと思うくらいセンスがいい。

絹を使ってあえて縮れを作ったり、考えられていたなぁ。

体験では色鉛筆でデザインを決めてあげれば、アドバイスしてもらいながら完成へ導いてもらえるそう。初心者でも安心して予約しちゃって大丈夫だそうです。

 

ストール製作ワークショップ

  • 所要時間 4時間
  • 料金 10,000円
  • 完全予約制(社長の予定が合うときのみ開催可とのこと)

 

工房織座のファクトリーショップへのアクセス

  • 営業時間:9:30-16:00
  • 定休日:土日祝
  • 住所:愛媛県今治市玉川町鬼原甲55
  • 電話:0898-55-2564

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大矢 真

タオルの購入は「年間100枚」。日々タオルの探求を続けています。元化学者/WEBディレクター
自分にとってぴったりのタオルを見つけることが、生活の明るさにつながることを伝たい。

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