タオルウォーマーとは
タオルウォーマーとは、トイレやバスルームに設置してタオルを温めると同時にバスルーム全体を温める室内ヒーターのこと。
イタリアやヨーロッパなどでは広く使われており、日本でも取り付ける方が増えています。壁に取り付けたタオルウォーマーを設置しておくと、パイプの中を温水が回ることによってゆるやかに水回りの室温をあげていくシステム。
ほんのりとバスルームの温度を上げるので、温かいリビングから寒いバスルームや脱衣所へやってきて急に寒くなったときの身体への影響である「ヒートショック」の対策にも役立つと言われています。
日本で人気が出てきてホテルやエステサロンなどにも設置されるようになり、タオルを温める機能性はもちろんデザイン性の高さによるものでしょう。
タオルウォーマーが今注目の３つの理由
【ポイント１】ヒートショック対策
どんな年代のひとでも冬場は室温の変化に注意が必要ですが、とりわけ中高年には温度差がつらいもの。
日本のバスルームやトイレは暖房をつける文化がなかったため、冬のよく温められたリビングからいきなり脱衣所に入ったり、お風呂から上がったら急激に温度が下がることによるヒートショックを起こしやすいと言われます。実際最近ではテレビなどでも注意喚起されていますよね。
タオルウォーマーがゆるやかに脱衣所の温度を上げ続けていれば、温度差がおきにくく血圧や血流の変化が起こりにくくなるので身体に優しいのです。
【ポイント２】湿気の多い季節もタオルをふかふかに
タオルウォーマーはタオルをかけておくことで、しめったタオルや脱衣所などをカラっと乾燥させる説部です。だから梅雨時など湿気の多い季節も、タオルウォーマーがあればいつでもふかふかのタオルを使うことができます。お風呂あがりも快適ですね。なお、タオルウォーマーは水滴が直接かかる場所には設置することがありませんが、浴室のドアを開けておけば、脱衣所のタオルウォーマーの働きで湿気が抜けてゆきます。
【ポイント３】低コスト
タオルウォーマーは意外と低コストで使えるのも人気の秘密。タオルウォーマーは低い温度で連続して運転し続けるため、一般的なヒーターと比較するとランニングコストが少ないのです。
しかもタオルと脱衣所周辺を温めるだけなので、ごくわずかな電気代で十分機能します。
夏の間は使わずに冬だけ使用する家庭が多く、一年を通して考えればコストはとても少なくて済みます。
おしゃれな設置型タオルウォーマーおすすめ３選
スパイラルヒーター ホワイト
「スパイラルヒーターホワイト」は、くるくるとらせん状になったタオルウォーマーです。
とてもヒーターとは思えないようなオシャレなデザインで、らせんを描くウォーマー部分に温水が通り、タオルと室内を温めてくれます。とてもコンパクトなタオルウォーマーなので脱衣所が狭くても安心。トイレに設置してもOKです。
消費電力は300W、日本製で1台当たり¥148,000です。
デザインウォーマーのTSNシリーズ
デザインウォーマーのTSNシリーズは、脱衣所の壁に取り付けるタイプのタオルウォーマ―。
浴室のヒートショック対策のための洗面所や脱衣所用のヒーターとして、ヨーロッパで人気のあるブランドです。
輻射熱式電気ヒーターを使ったシリーズで温水が通るチューブ部分は細長くおしゃれ。表面温度は30～40度と、うっかりふれても安心。
大型のため、3～4畳ほどの室内をごくゆるやかに温めることができます。消費電力は300W、日本製で1台当たり114,900円。保証が3年ついているのも心強いですね。
森永タオルウォーマー【TS-M80】
高さ800×幅450×奥行き90mmという非常にコンパクトな壁掛け式のタオルウォーマーです。
パイプ内部にはオイルが注入されており、これを電気ヒーターで加熱して循環させています。取り付けも簡単で、小さいためにトイレにも脱衣所にも設置できますから複数個所に取り付けておくと、よりヒートショック対策になります。また、タオルだけでなくちょっとしたお洗濯物も乾かせるので、真夏以外は1年中ずっと使うこともできます。
消費電力は80Wと経済的で、価格も1台当たり36,400 円。気軽に設置できるのが魅力です。
リフォーム時にタオルウォーマー導入で快適バスタイム
タオルウォーマーなんて個人宅に取り付けられるものか？とお思いでしょうが、リフォーム時などに導入すれば、それほど設置が難しいものではありません。ほどよく室内が暖まり、また音もうるさくないためトイレや脱衣所はもちろん、寝室などに設置するのもおすすめ。
寝室なら、静かでほんのりと温かくて濡れたタオルをかけておけば加湿もできるというすぐれものです。リフォームのご予定があるなら、設置を検討してみてもいいかも。
蒸しタオルを温めるタオルウォーマー３選
脱衣所を温めながら、乾いたタオルをふんわりとさせてお風呂上りが気持ちよくなるタオルウォーマーをご紹介してきました。
ただ、タオルウォーマーといわれるものはこれだけではありませんね。
濡れたタオルやおしぼりを温めるものもタオルウォーマーと呼ばれます。
多くはエステ店や美容院の蒸しタオル用、ホテルや飲食店のおしぼり用に使われています。しかし、最近では家庭で個人用として使う小型のタオルウォーマーもあります。今回は女性におすすめの、リーズナブルで手軽な蒸しタオルを作るタオルウォーマーを紹介します。
蒸しタオルのタオルウォーマーがあると嬉しい理由
「蒸しタオル美容」いう言葉が注目されているように、蒸しタオルは毎日を快適に過ごすためにいろいろ役立ちます。
蒸しタオルの温め効果は、美容だけでなく健康のためにも役立つので、電子レンジで濡れタオルをチンして、蒸しタオルをつくって利用しているという方も多いのです。
一度でも蒸しタオルの魅力に触れてしまうと「一気に蒸しタオルをつくれたらいいのに」「常時、蒸しタオルが家にあったら快適なのに」と思ったりしますよね。特に小さなお子さんがいるご家庭の場合には、外から帰ってきたら温かいおしぼりで手や足を拭いてあげるという使い方もできます。
お食事の時にすぐつかうこともできるので、一家に一台あると実は便利なのが蒸しタオルを作る機械なのです。
蒸しタオルは美容に良い
- 朝、洗顔後につかえば、お肌の血行を促進してお化粧のりを良くなる。
- 夜、クレンジングと洗顔の合間につかえば、毛穴が開き汚れを浮かせてスッキリ。
- パックシートの上にラップ。その上に蒸しタオルをプラスしてスペシャルケア。
- 朝、顔がむくんでいたら、洗顔と蒸しタオルを交互に。むくみが改善。
- 目の下のクマが消えない時には、お化粧前に目を閉じて蒸しタオルを置く。
蒸しタオルは健康にも良い
・肩コリ・首コリには、大きめの蒸しタオルを首の後ろや肩にのせるとコリが改善。
・目の疲れには、まぶたを閉じて上からのせると、目の周りの緊張をほぐしてスッキリ、
・リラックスしたいときには、首の後ろを温めて、自律神経のバランスを整える。
・安眠したいときには、目と首の後ろを温め、脳と自律神経を眠れる状態に導く。
・お腹の調子が悪いときは、腹部を温めて血液循環を良くして痛みを緩和。
小型のタオルウォーマー（おしぼりウォーマー）について
蒸しタオルを保温する専用のウォーマーは、濡れたものを入れておくことを前提としているので、しっかりと保湿しながら温められるようになっています。
余分な水滴は、こぼれないようトレーがついています。中に、網カゴがついているので、庫内の壁が熱くなっても、おしぼりやタオルが焦げついたりせず、取り出しやすい設計になっているのです。温度ヒューズもついているので、温まりすぎず、約70度～80度に保たれます。
濡れタオルを入れておくだけで2～3時間でちょうど良く温まり、そのままホカホカの状態で保温されます。中にはタオルに香りづけをする専用グッズもあるなどアロマ好きにはたまりません。良い香りの蒸しタオルがお好み人は検討してみても良いでしょう。
同じタオルを入れっぱなしで24時間以上置くと匂いが発生する場合があるので、家庭で使うなら、作ったおしぼりやタオルをすべて使い切ったら、一度電源を切ってお掃除するのがオススメです。掃除はかなり簡単で、トレーにたまった水を捨ててカゴを取り出して水洗い。後は庫内を乾いた布で拭くだけで完了です。
タオルウォーマー C-080 【セブンビューティー】
セブンビューティーの小型のタオルウォーマーは、可愛い色がそろっているのが特徴です。
清潔感のあるホワイトだけでなく、女性の好むパステルカラーや、インテリアに合う木目調のブラウンなど、全7色から選べます。
業務用ですが、家庭向けにも販売していて、大きさはパンを2枚並べて焼くタイプのオーブントースターと同じくらいのサイズが目安です。おしぼりなら34本～39本、濡らしたフェイスタオルなら9枚～11枚が入ります。扉は、前開きなので、胸より高い場所に置くと取り出しにくくなります。
価格目安：5,000円～7,000円
サイズ：幅32cm×奥行27cm×高さ27cm
タオルウォーマー GH-8 【ダイシン商事】
ダイシン商事のタオルウォーマーは小型のものの中でも、特に薄型の商品です。カラーはホワイトとブラックの2色だけですが、前開きと横開きを選べるのが特徴。
高いところに置くと中身が取り出しにくくなる前開きと違い、横開きは少し高い場所にも置くことができます。置きたいスペースによって選ぶことができるのがうれしいですね。業務用ですが、家庭向けにも販売されています。
おしぼりは20本前後、フェイスタオルなら5枚程度を温めることができます。
価格目安：6,000円～7,000円
サイズ：幅31cm×奥行30.2cm×高さ23.5cm
手軽なスチームウォーマーならコンパクトに
エステのお店で使われているスチームウォーマーは、施術につかうタオルやストーンなどを、スチーム（蒸気）で温める器具です。おしぼり蒸し器といったイメージ。
電子レンジでもできるけれど、ちょっとずつしかできず濡れタオルを温めるのはちょっと面倒くさい。また、タオルのような燃えるものは操作ミスで火災にもつながるのでできれば避けておきたいところ。
たくさんの蒸しタオルを常備したいほどではないし、タオルウォーマーを毎日お掃除するのは、ちょっと大変という方にはスチームウォーマーはオススメです。必要な時に必要な数だけ、サッと蒸しタオルがつくれる便利な蒸し器になります。
スチームウォーマーS 【セブンビューティー】
セブンビューティーのスチームウォーマーSは、幅20.5cm×奥行30cm×高さ20cmと、3合炊きの小さな炊飯器くらいの大きさです。
使い方は簡単で、本体の水タンクに水を入れて、バスケットにタオルをセット、スイッチを押すだけでOK。
スチームが出はじめて蒸しタオルが出来上がるまでたった約5分で出来上がります。
おしぼりなら3～4本、フェイスタオルなら2枚程度を蒸すことができます。使ったら次のタオルを入れておけばすぐに蒸し上がり、タイマーあるので一定時間、保温しておくことも可能。
家に帰って化粧を落としてスキンケアをする間や、眠る前のリラックスタイム、朝、お化粧をするときなど、自分のタイミングで蒸しタオルを用意することもできますね。
価格目安：5,000円～7,000円
サイズ：幅20.5cm×奥行30cm×高さ20cm
まとめ
タオルウォーマーとは何かについて解説していきました。基本的な用語としては、洗面所などに設置するタイプのタオルを温める機械になります。また、蒸しタオルを作るおしぼりウォーマーもタオルウォーマーの一種とも捉えることができます。
最近では温かいタオルで美容や健康を保てるとう情報も出ていて注目のアイテムになります。
特に女性は一度肌ケアに取り入れても良いアイテム。意外と手ごろな価格で手に入るんですね。
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