若い女性を中心に人気が高い北欧デザイン。日常生活に取り入れやすいので女性から非常に人気があります。中でもキッチンタオルなどはデザインの種類が多く、手に入れやすい価格のアイテムが豊富で日本でも専門のインテリアショップもあるほど。
そこで、タオルが大好きな女性におすすめしたい北欧のタオルブランドを紹介します。フィンランド・デンマーク・ノルウェーそれぞれに特徴があって面白い。
フィンランドタオルのデザインの特徴
フィンランドのタオルデザインは、シンプル+ナチュラルが大きな特徴です。
タオルに限らず、フィンランドのデザインを支えているのは、自然を素材にしたシンプルな柄とビビッドな色使い。この色に加えてほんわかしたスタイリッシュさが加わると、女性好みのシンプルナチュラルなデザインのタオルが出来上がります。色使いがビビッドなのは、フィンランドが冬の長い北欧の国だからだとも言われます。
長い冬のあいだ、フィンランドの人々は室内にいることが多いため、色あざやかなタオルをつかって明るくしているそうですね。
また素材にコットンやリネンなどの自然素材を使用しているのも大きな特徴。とくにキッチンタオルなどは、リネンの中でも一度洗いをかけた「ウォッシュドリネン」と呼ばれるものと、とコットンを合わせて使います。吸水性と速乾性が高く、デザインと機能性のバランスがいのもフィンランドタオルの特徴です。
フィンランドのタオルブランドとおすすめタオル
LAPUAN KANKURI(ラプアンカンクリ)
「ラプアンカンクリ」は、1973年に誕生したテキスタイルブランド。
リネンのキッチンタオルやスカーフの人気が高く、デザインの柄を生地の「織り」で表現していることが大きな特徴です。北欧らしくシンプルかつ自然ととけあう上品さで、女性を中心に人気が高いブランド。
おすすめのタオルアイテムは「キッチンタオル」。モチーフは日本人クリエイター「鹿児島睦(かごしま まこと)」さんの手によるもので、かわいらしいイヌとネコの「コイラ・ヤ・キッサ(KOIRA JA KISSA」、2匹の魚「カラ(KALA)」、花をデザインした「クカット(KUKAT)」の3種類。カラーバリエーションも豊富で、優しい色とデザインがマッチしたキッチンタオルです。
Finlayson(フィンレイソン)
「フィンレイソン」はおよそ200年の、歴史のあるフィンランドでいちばん古いテキスタイルメーカー。
ちょっぴりレトロで人気の象のモチーフ「ELEFANTTI」などが定番です。フィンレイソンのアイテムは色使いが鮮やかで、見ているだけで心がワクワクしてくるものが多く、子供にも人気があります。おすすめは日本の今治で作った「フェイスタオルELEFANTTI」1,200円 (税抜)。
おなじみの象モチーフを4列並べてフェイスタオルにあしらい、カラフルな象が並ぶタイプと、淡いブルーもしくはグレー一色で大人にも使いやすいタイプがあります。デザイン性だけでなく、パイルの一部に吸水性の良いふわふわ無撚糸を使用しているので、肌触りがとてもいいタオルです。
最近では日本の今治の地でタオルを製造しているものが多いです。
marimekko(マリメッコ)
「マリメッコ」は、フィンランドの代表的なテキスタイルメーカー。かつてアメリカのケネディ大統領夫人ジャッキー・ケネディがマリメッコのドレスを着用したことから人気に火がついたハイセンスなブランドです。1951年に創業し、ポピーの花がモチーフとなった「Unikko(ウニッコ)」柄は世界中で今なお大人気。
大胆な柄を鮮やかな色で配置するデザインセンスは、マリメッコの特徴です。おすすめは「Kaksi Raitaa(カクシライタア) ゲストタオル」¥2,160。「Kaksi Raitaa(カクシライタア)=二つのストライプという意味の商品名のとおり、幅の違うストライプを裏表にデザインし、シンプルながら強い印象を与えるタオルです。
Kauniste(カニウステ)
「カニウステ」は、2007年にヘルシンキの若手クリエイターが集まってできたブランドです。
デザインの核に「素朴、温かみ」といったキーワードを据えて、日常生活で使いやすいアイテムを手掛けています。色使いもシンプルで、植物や生活用品などが伸びやかにデザインされており、毎日の生活にとり入れたくなるブランドです。
おすすめはカレンダーが描かれている「キッチンタオル」。縦70センチ×横47センチの大判サイズのキッチンタオルには、花瓶に入った花々がデフォルメされて描かれています。1枚1枚ハンドプリントされているので、独特の味わいがあります。
「デンマーク」のタオル|ナチュラル系オシャレタオル
デンマークは、ノルウェーやフィンランドなどの北欧諸国の中でも南に位置する国です。バルト海と北海に挟まれた半島と多くの島々で構成される、北欧でも指折りの風光明媚な観光地。
地理的には北海道よりも北にあるため、冬が長い国でもあります。そのため、デンマークでは屋内で使うものにこだわる傾向があり、昔からセンスのいいデザイナーを多数輩出されてきています。
デンマーク王室御用達のカトラリーで有名な「カイ・ボイスン」やモダンなデザインで今も人気のある「ヤコブセン」などは、デンマークの出身。北欧はデザインに対する長い歴史があるため、日常で使うキッチンタオルなどもとってもオシャレです。
ちなみにデンマークのキッチンにはたいていフックが2つあり、片方に食器用ふきんをかけて、もう片方には手拭き用のキッチンタオルをかける。どちらも大判サイズで、色づかいやデザインがステキなものばかりです。
デンマークのタオルブランド一覧
北欧デザインが世の中に広まって以来、若い女性を中心として大人気となっているのが北欧のキッチン雑貨です。なかでもキッチンタオル類はシンプル&ナチュラルで可愛らしいデザインのものが多く、北欧スウェーデンのものはとりわけ人気が高いオシャレアイテム。
そこで、北欧のキッチンタオルの特徴や可愛い使い方、スウェーデンのタオルブランドのご紹介などをまとめてみました。
アルメダールスなどの有名ブランドのほか、ちょっと穴場的なブランドもピックアップしました。
sebra(セバ)
「sebra(セバ)」は、2004年に設立されたべビーとキッズのためのブランド。
デザイナーのMia Dela(ミア デラ)が出産後に息子のために使いたいものをデザインして始めたブランドのため、ファブリックアイテムのほとんどはコットンなど優しい素材を使っているのが特徴です。
たとえばオーガニックコットンを使ったフード付きタオルはおくるみに。出産祝いなどお子様へのプレゼントに。
素材にオーガニック・テキスタイルの世界基準「GOTS(Global Organic Textile Standard)」の認証を受けているものが多く、品質とエコに配慮しているブランドです。
価格:6,380円(税込)
THE ORGANIC COMPANY(オーガニック カンパニー)
「THE ORGANIC COMPANY(オーガニック カンパニー)」は、デンマークのホームアクセサリーブランド。
キッチンだけでなくリビングやバスルームなど生活全般のオシャレなアイテムを作っています。キッチングッズでは、とりわけキッチンタオルのデザインが美しい。
北欧スタイルのシンプルな美意識が細部にまできちんと行き渡り、見た目がかわいいうえに高機能のものばかり。キッチンタオルの中にはオーガニックコットンに染色をほどこしたカラフルなものがあり、「オーガニック・テキスタイル世界基準(GOTS)」の認証を受けつつも、同時に高いデザイン性を維持しています。
価格:3,080円(税込)
LUCKYBOYSUNDAY(ラッキーボーイサンデー)
「LUCKYBOYSUNDAY(ラッキーボーイサンデー)」は、北欧インテリアでよく見かける高級ファブリックブランドです。キュートでほんわかしたデザインが特徴で、子供にも大人にも人気があります。
とくに人気なのがブランドのアイコン的キャラクターの「Nulle(ニュル)」をあしらったビーチタオル。
「Nulle(ニュル)」くんはウサギのような長い耳と丸い目を持ったキャラクターで、男の子にも女の子にも人気です。コットン100%の肌ざわりにも配慮したタオルは、サイズが約130× 73センチの大判タオル。
パイルがふんわりしているので、ビーチやプールはもちろん、バスタオルやピクニックの敷物など広く使えるでしょう。
H. Skjalm P.(ホースキャルムピー)
「H. Skjalm P.(ホースキャルムピー)」は、デンマークのデザインカンパニーです。高品質な天然素材を使ったキッチンツールが主力製品で、デンマークでは60年以上にわたって人気を博しているブランド。
とくにキッチンタオルはデザインが非常にスタイリッシュ。柄にストライプや幾何学模様などを使い、シックでモダンな雰囲気をまとっています。年に2回のコレクションで新作を発表するので、楽しみにしているファンも多いんです。
価格:616円(税込)
Solwang(ソルワン)
「Solwang(ソルワン)」は、懐かしい雰囲気のあるキッチン雑貨を作っているデンマークのブランド。
おすすめはコットンニットの素朴な風合いがすてきなキッチンタオル。吸水性が非常によく、程よい厚みがあるので、台拭きや簡単な鍋つかみとしても使えます。
材質はコットン。カラーは「ベビーブルー」「アンティークグリーン」「ライラック」「サーモン」「ミディアムグレー」など全部で22色。カラーバリエーションも豊富なので、キッチンの色に合わせて選びましょう。
価格:880円(税込)
スウェーデンのタオルブランド一覧
北欧のスウェーデンのタオルについても紹介します。この国も生活雑貨には非常に定評があり、テキスタイルの世界でもデザイン性に優れています。
Fine Little Day(ファインリトルデイ)
「Fine Little Day(ファインリトルデイ)」はデザイナーであるElisabeth Dunker(エリーサベット・デュンケル)が2007年に設立したブランドです。
キッチンタオルの柄に自然や日常生活になじみのあるモチーフを取り入れているのが特徴で、どれもこれもシンプルながらほっこりと気持ちが温まるものばかり。とくにブランドのアイコン的モチーフである「GRAN(グラン)」は、モミの木が不規則なリズムで並ぶキュートなデザイン。
綿50%・麻50%のしっかりとした素材で、使い込むうちに柔らかくなり吸水性も上がります。
価格:2,680円(税込)
almedahls (アルメダールス)
「almedahls (アルメダールス)」は、北欧スウェーデンで最も伝統があるできスタイルメーカーのひとつです。キッチングッズやインテリア製品も多数販売しており、大判のキッチンタオルはつねに人気の高いアイテム。
実用性はもちろんですがさりげなく目を引く愛らしいデザインで、キッチン以外の場所でも圧倒的な存在感を発揮します。たとえば、「アップル」は赤いリンゴの実と緑の枝が印象的なデザイン、「ニシン」はスウェーデンで一般的な食材である魚のニシンが並ぶのどかさが魅力です。
素材にコットンとリネンのスラブ生地を使っているため、ときおり太い糸がのぞく生地も素朴さを演出。額に入れてタペストリーにする人も多い人気ブランドです。
価格:990円(税込)
KLIPPAN(クリッパン)
「KLIPPAN(クリッパン)」はスウェーデンでほっこりしたブランケットを作り続けているブランドです。伝統的な技術を継承しつつも、北欧デザイナーとのコラボでモダンなキッチングッズも精力的に発表しています。
デザインのモチーフは植物や身の回りのもの北欧デザインの基本を押さえていて、たとえば人気の「フレーケン」は、デザイナーであるビッテ・ステンストロムが暮らすエーランド島でよく見かける「スギナ」がモチーフですし、「レクサンド」は別のデザイナーの別荘がある地名で、庭に生えるワイルドストロベリーや植物を生かしたデザイン。
爽やかで可愛らしいキッチンタオルのため、テーブルランナーやランチョンマットとしても人気です。
価格:2,750円(税込)
Elodie Details(エロディーディテールズ)
「Elodie Details(エロディーディテールズ)」は、スウェーデン発祥のベビー用品専用ブランドです。商品はすべて可愛らしいデザインで、機能的にも非常に高いのが女性に人気のポイント。
ほとんどの商品が「エコテックス規格100」というエコ認定を受けており、赤ちゃんにも自然にも優しいものなのです。
ベビー用の猫耳フード付きバスタオルは吸水クロス生地と綿ベロアの二重層になっており、なめらかで肌ざわりもいい。出産祝いなどで使いやすそう。
価格:5,500円(税込)
Hilda Hilda(ヒルダヒルダ)
「Hilda Hilda(ヒルダヒルダ)」はスウェーデンで人気のテキスタイルメーカーです。デザイナーであるLott Hildebrand(ロット・ヒルデブランド)が独自に編み出した技術で製造したテキスタイルは、環境にも優しいのが特徴。
最終的な出来上がりをイメージしてから、キッチンタオルのサイズに絵柄を配置して生地を織り始めるため、裁断したときにどのモチーフも完璧な位置にあります。柄位置の差も出ませんし生地にも無駄がないという究極のエコデザイン。モチーフは動物・食品・花柄など、あまりにも可愛らしいために、まずはテーブルマット使用してからキッチンタオルにする人がとても多いです。
価格:4,180円(税込)
北欧ブランドのキッチンタオルの使い方
北欧のタオルを見ていくと、実はタオル生地よりもキッチンタオルのような日本の手ぬぐいやふきんのようなタイプのものも多く見られます。
食器を拭く
北欧のキッチンタオルは、手や食器を拭くのにとっても便利です。
非常に大きなサイズで厚みも適度にあるから。
ほとんどの北欧キッチンタオルは約70x50cmという大判サイズ。大きなお鍋やたくさんの食器を拭いてもべたべたにならず、最後までスッキリとふき上げることができます。
すぐに洗えるエプロンとして
リボンを使ってキッチンタオルをウェスト周りに結びつけ、簡単なエプロンみたいにしてもとってもステキ。とくにエプロンを嫌がる男性には、幾何学模様などのキッチンタオルをエプロン代わりにしてもらうといいでしょう。
テーブルクロスやその他
そして大きいからこそ半分にたたんで食卓のマット代わりにするのも良いでしょう。
他にも厚めに折りたたんでティーポットの下に置くポットマットにするなど、使い道もさまざま。それほど熱いものでなければ、幾重にも折りたたんだキッチンタオルで鍋つかみの代わりをすることもできます。
しっかりした厚みのあるキッチンマットだからこそ、できることは多いのです。
まとめ
こんな風に吸水力が高く、オシャレで使いやすい北欧キッチンタオルは、人気ブランドも多くてどれを買うか迷ってしまいます!