ガーゼタオルを調べているとどうしても目立つ「三河木綿」の文字。
どんなブランドかと聞かれると意外とわからない方もいらっしゃるでしょう。
今回は三河木綿とは何か、そしてオススメのタオルは何かについてお伝えします。
三河木綿って何?
三河木綿は愛知県蒲郡市で生産される織物で、非常に歴史のある織物です。どれくらい昔から作られていたのかというと、799年頃からだといいます。
「日本後記」という書物にしっかりと、当時から綿を使った織物が生産されていたと記されているんです。現在日本で一番の会社といっても良い、トヨタという会社も元々はこの土地の織機のメーカーであったことを思い返すと、現在の日本の産業の根幹が三河木綿にあるといっても良いでしょう。
明治時代には「三河木綿」「三河縞」というブランド名で全国に知れ渡った。「質の良い綿織物」としてその後今日まで受け継がれています。
三河木綿という名前は、ずっと親しみをこめて呼ばれていましたが、商標登録されたのは結構最近です。平成19年に地域団体商標として「三河木綿」が登録されたことによりブランド化が進みました。
三河木綿のおしゃれなタオル3選
最近では可愛い三河木綿のタオルも増えてきています。特におしゃれだと思うものについて紹介しましょう。
6重ガーゼタオル「ガーゼエアミル」
柔らかで優しい風合いの三河木綿を6重に重ねて作られているガーゼタオルです。
ガーゼ生地を何重にも折り重ねる事によって機能性を独自に調整しているという繊細なタオルです。通常の輪のようなパイルのタオルでは糸の太さや、パイルの長さ、編みの強さなどでそれぞれに風合いが変わりますが、6重ガーゼはその外に編みの粗さも極限まで低くしたものが使えるという利点があります。
また表面が凸凹していないので、かなりさわり心地はサラサラ。
一般にガーゼというとゴワゴワしている印象ですが、あれは編みの目が粗いため。三河木綿の織物の技術を上手くタオルに応用できた6重織り、上質な肌触りは三河木綿ならではなんでしょうね。柔らかいけれど、バスタオルに必要なしなやかさは揃っています。
また、上質なガーゼだから吸水性に優れていて、お風呂上りのお水をすっと吸収してくれます。晒しの工程が丁寧なため、不純物が残りにくく新生児のお祝いやお子様の就学祝いにも喜ばれています。
人気商品で売り切れ中の場合もあります。在庫や予約ができる場合には購入をオススメします。
価格:1,485円(税込)
CUMUCO6重ガーゼタオル
CUMUCOは三河木綿を使ったおしゃれな生活雑貨のブランド。その中でも6重ガーゼにはこだわりがあり、最終工程で「椿シルクプロテイン」という表面にツヤを出す天然由来の加工をしてくれているんです。
使い初めからさわり心地がよいということで定評があります。デザイン性は三河木綿のなかでもトップクラスで、特に女性に人気があります。
View this post on Instagram
6重の構成も工夫があり、内側になる4層は糸を粗く空気が多く入るようにし、さらに2本の糸を捻って作られた「双糸」を使ってさらにふっくらするようになっています。
阪神梅田本店やららぽーと豊洲店などオシャレなショッピングセンターにも扱われ始めていますね。
価格:3,740円(税込)
fuwaraの「gamagori towel」
三河タオルのおしゃれなお店のfuwara(ふわら)は、現代の生活に合ったシンプルで可愛いタオルを作ってくれています。
その中でもオススメなのが「gamagori towel(がまごおりたおる)」。ガマゴオリという方言のような謎の名称ですが、これは三河木綿が作られる愛知県蒲郡市(がまごおりし)の地名から取られている商品名なんです。
6重織ガーゼタオルのバスタオルで柔らかいのが特徴です。製造するときに柔軟剤を全く使わないために、使い始めはシャリ感と呼ばれるゴワゴワとした感覚がありますが、洗濯するほどしっとりとモチモチに変化します。
パイル以外のタオルがほしい方への最初の一枚にオススメ。
色はブラウン、ネイビー、グレー、ホワイトの4色。大きさは約45X120cmと一般的なサイズです。
バスタオル価格:3,300円(税込)