飼っている猫ちゃんのキャットフードにこだわっているという人はいると思います。
愛猫の健康を考えるとキャットフードだけでなく、その猫ちゃんのご飯を入れる食器にもこだわりたいもの。
実際に猫の健康や精神にも影響があるらしいです。今回は、猫ちゃん用食器の選び方とおすすめのフードボウルを紹介します。
猫用食器を選ぶポイント
猫ちゃん用の食器を選ぶ際、人間から見た色やデザインで選んでいるという人は多いでしょう。
見た目の可愛さやおしゃれさを重視してしまいがちなのですが、実は猫が食事をしやすいポイントもあるのです。是非以下に気を配って選んであげてください。
ちょうど良い高さ
高さを整えるのは、猫ちゃんが食事をするときの姿勢を気にしてあげることにつながります。どのような姿勢で食事をするのかが身体に影響があるからです。
猫の食道は、ほとんど真っ直ぐ。
そのため、胃より頭が下がっている状態だと、食べ物が逆流しやすくなってしまうのです。下に向いているために吐き戻しが起こる場合には、高さが低すぎることが多いです。
猫ちゃんの場合、高さのオススメはフードを入れる部分が5~8cmが最適とされています。
また、床にかがんで食べるので、関節にも負担がかかります。適度な高さにすることで腰や関節への負担も軽減できるのです。身体の大きさに合わせた、ある程度高さがある食器を選ぶ必要があります。
ひげに当たらないサイズ
また、猫ちゃんが食べやすさをアップさせるためには、ひげが食器にあたらないようにする必要があります。
猫を観察をしていると感じますが、ヒゲにあたるとストレスを感じることがわかります。
食事のときもヒゲがあたりにくい広く浅めの食器を選んであげると良いでしょう。
陶磁器製がベスト
猫ちゃん用の食器はプラスチックが最も一般的、次いでステンレスなどの金属製かなと思います。
プラスチックの色は全て色素で着色されていて化学的なものです。また、ステンレスはキズが付きやすいので、生のフードをあげている方にとっては衛生面を考えるとやや心配な部分もありますよね。
フードボウルで最も安全性が高いのは、やはり陶磁器製です。
落とせば割れるというデメリットはありますが、表面がガラス質なので傷付きはほとんどありません。
国産である
これは安全性へ信頼の意味で国産を選ぶようにしています。
伝統的な焼き物工場であったり、すると塗料や染料の影響がなく猫ちゃんがなめても安心ですよね。
使われている素材は人間の食器を作る工場で作られているかなど、よく確認すると優しいのではないでしょうか。
猫ちゃん用食器のおすすめ7選
日本製であることにこだわり、特に高さのあるフードボウルを選んでみました。一緒にいる猫ちゃんに合うものがあれば是非使ってみてください。
Classy Bowl(クラッシーボウル)
画像:NECOTO
NECOTOで販売されているClassy Bowl(クラッシーボウル)は、ペット先進国カナダで動物救助に関わった方が開発した猫ちゃん用の食器。
2014年から日本で製造が開始されていて、人間用の食器を作る工場で製造がおこなわれています。
猫ちゃんの吐き戻しが軽減できるように高さのあるボウルに仕上げていて、広く浅い設計なのでヒゲがあたってしまうというストレスも感じにくい。条件を満たしたアイテムになります。
ボウルのため、猫ちゃんが食事をしやすいでしょう。関節炎やヘルニア、呼吸器を患っている猫ちゃんも楽な姿勢で食事を摂れるという優しい食器。サイズは3種類です。
価格:6,050円(税込)
益子焼のフードボウル
陶器製のフードボウルは、ナチュラルな風合いがおしゃれ。人気のある焼き物である益子焼らしい、穏やかなデザインです。
見た目にもこだわり、愛猫の健康も考えてあげられるフードボウル。高台タイプでしっかり重さがあるので、飛びついても倒れにくいのが特徴です。360gでずっしりと丈夫。
ヒトの器を作る際と同じ衛生基準で丁寧に製造されているフードボウルになります。
価格:3,080円(税込)
美濃焼きのフードボウル
日本最大の陶磁器産地でもある岐阜県美濃地方で作られたフードボウルです。
ずっしりとした重みで割れにくく倒れにくい丈夫なつくりになっています。
安全性にこだわっているということで非常に人気があります。美しい曲線でシンプルで非常におしゃれ。それもそのはず、デザインはフランスのアンティーク食器をイメージしているそう。
電子レンジ対応でウェットフードならそのまま温めることができます。
価格:2,640円(税込)
裏表両方使えるHARIOのフードボウル
お皿をひっくり返すと深型と浅型で使い分けできるというリバーシブル、2WAYタイプのフードボウルです。
メーカーは耐熱ガラス器具と食器で有名なHARIO。
浅い側は、ドライフードが中心に集まりやすいラウンド形状で傾斜もつき。手前を低くすることで、顔が入れやすそう。反対側の深い側は、水を入れるのにも最適。また、沢山食べる猫ちゃんなら、深いほうにフードを入れるのもいいでしょう。
電子レンジに入れてウェットフードなら温められます。
価格:3,080円(税込)
【nnma】美濃焼のフードボウル
nnma(んーま)の美濃焼きでできた、陶器の猫ちゃん用フードボウルです。
フードボウル自体も猫のデザインになっていて、うまく後ろから食べてもらえれば可愛い写真が撮れちゃいます。
通常よりも時間がかかる還元焼成という方法で作ることで土の純度や密度を高めて焼かれています。傷がつきにくく雑菌が繁殖しにくいので衛生的。
食洗機も対応しているので丸洗いが可能です。こちらも電子レンジも使えます。
価格:3,300円(税込)
【HASAMI SEASON 1】波佐見焼のフードボウル
長崎県の波佐見町で焼かれた陶磁器でできたフードボウル。
波佐見焼(はさみやき)は、シンプルで洗練された雰囲気のある焼き物。HASAMIはそのブランドのひとつです。SEASON1シリーズは50~60年代アメリカで使われていそうな、レトロな雰囲気の分厚い仕様。
器のフチに返しをつけてフードがこぼれにくい設計になっています。中心の高さは低くして、フードが中心に集まるようにしているので、猫ちゃんにも食べやすい形。
このフードボウルは顔を近づけてもヒゲが当たりにくいように広く浅い形状になっています。専門機関で行った釉薬の溶出試験もクリアしていて、猫ちゃんの健康をしっかり配慮された安全性の高いフードボウルです。
価格:5,500円(税込)
カリモクキャットテーブル
カリモクキャットテーブルは、獣医師さんが監修した猫ちゃんのご飯用のテーブルになります。
角度15度の傾斜と高さで、楽な姿勢で食事ができるように設計されています。全て角の無い面取りされた設計なので、猫ちゃんがぶつかってもケガをしにくい優しい形状。
高級感があるテーブル型のカリモクキャットテーブルは、安定性も抜群。耐久性も良いのです。
セットで付いている磁器製のボウルは、金沢を拠点として活動しているseccaによるデザイン。製作は岐阜県瑞浪市の国産です。お皿は電子レンジや食洗機も対応可能で洗いやすいのもポイントですね。
価格:22,220円(税込)
まとめ
今回は可愛い猫ちゃんが食べやすい食器についてお伝えしました。
身体に負担をかけず、ストレスフリーで過ごしてもらうために食事を快適にしてあげるのがパートナーとして重要だと考えています。
是非、今回の高さや素材、大きさについて気を配ってもらって仲良く過ごしてください。