結婚したばかりのときは、家事の段取りがよくわからず困ってしまうものです。
タオルのお洗濯ひとつとっても、コットン素材とポリエステル素材では洗い方も違うみたい。コットン素材のタオルなら扱い方もわかるけれど、御主人が持ってきたタオルはほとんどがポリエステル製なんて時は、お洗濯方法もよくわからず困りますね。
今回は化学繊維のひとつであるポリエステルを使ったタオルのお洗濯方法をご紹介していきましょう。
実はポリエステルのタオルはお洗濯もそれほど難しくなく、むしろ綿や麻などの天然素材のタオルよりは大雑把に洗っても影響が少ないという使いやすいタオルなんです。洗い方を知ってまたひとつ良い奥さんになりましょう。
ポリエステルの特徴
衣類な生活雑貨など、日常生活のあちこちで使われているポリエステル。
ポリエステルは合成繊維の一種で「速乾性」が高いのが特徴です。さらに綿や麻などの天然素材を比べると安価で、大きなサイズのタオルであっても安く手に入るというのが大きなメリットになります。
天然の植物由来ではないので耐久性もかなり高く、お洗濯を繰り返しても傷みにくいです。コットンと比較すると独特のキュッキュッとしたさわり心地と、肌に対してやや抵抗が大きくなるというデメリットがあるものの、男性で気にならない方には使いやすいのかもしれません。
また、日光には強い素材なので、お洗濯後に陰干しにしなければいけないなどの気を使う必要がないのも楽ちん。速乾性が高いので陰干しでもすぐに乾きますし、お天気の良い日には天日干しをして一気に乾かしてしまいましょう。
軽くて丈夫で洗いやすく、毎日のようにお洗濯をするタオルには向いている素材だと言えます。
ポリエステルの注意点
ポリエステル最大の注意点は燃えやすいことです。この繊維は元々の原材料は石油系のものが使用されていることによります。
ポリエステル100%のタオルはいったん火がついてしまうと、燃え広がるのが早くタオル繊維が熱で溶けながら燃えていきます。
タオルのみならずポリエステル素材の衣類を着用している時は、火元やあまり温度の高いものには近づかないようにしましょう。
また、いったん汚れてしまったら汚れが落ちにくいのも注意点です。軽い汚れならお洗濯で十分落ちますが、墨汁や暗い色の絵の具などがしっかりとついてしまうと、漂白してもきれいに汚れが落ちません。
お気に入りのポリエステル製タオルでは、頑固な汚れは拭かないように心がけましょう。
ポリエステルのタオル乾燥機にかけていいの?
比較的安価で扱いも簡単なポリエステル製のタオル。
丈夫そうな素材だから、衣類乾燥機にかけてもいいか?と思うかもしれませんが、乾燥機の使用は避けましょう。
すべてのポリエステル製タオルが衣類乾燥機NGというわけではないかもしれませんが、ポリエステルという材質が約80℃になると縮みが発生するようになっています。
浴室乾燥はOKですが、ドラム式の乾燥機にかけるのは止めておきましょう。
洗濯表示タグに「乾燥機使用禁止」とあれば、どれだけ短時間であっても乾燥機の使用はせずに、脱水後は天日干しをするのが安全です。ポリエステル製のタオルは速乾性が大きな特徴ですので、乾燥機を使って乾かさなければならないケースはほとんどありません。
どうしても乾燥機を使いたいという時は低温でごく短時間の使用としましょう。乾ききる前に取り出すことができれば生地への影響は最小限にとどめることができます。
水洗い不可の時はどうしたらいい?
ポリエステルは水に強い素材です。基本的に洗濯機もしくは手洗いできるもので「水洗い不可」というタオルは少ないのですが、ごくまれに繊細な生地のタオルには水洗いができないものもあります。
もし洗濯表示タグに「水洗い不可」のマークがついていたら、自宅では洗わないほうがいいでしょうね。
色落ちや生地が縮んでしまったり特殊な縫製をしているところがほつれたりする可能性があるため、「水洗い不可」なのです。この場合はクリーニング店へ持って行き、専門のお洗濯にまかせるのがベストな方法になります。
水洗い不可という表示がついているポリエステルタオルをどうしても自宅で洗いたい時は、おしゃれ着用中性洗剤を使って、洗濯ネットに入れたタオルをそっと手洗いしてから陰干しする方法もあります。ただし、どれほど丁寧にやっても自宅では生地が傷むリスクが高いということを念頭において実施してください。
ポリエステルを使ったお薦めタオル
ポリエステルが含まれた吸水性の良いタオルを紹介します。こちらで紹介するのは、ポリエステル100%ではなく、肌触りを良くするためにレーヨンが一定の割合で含まれていることが多いです。
ウチノタオルのマイクロファイバータオル
超吸水ドットヘアータオルは、ポリエステル70%、ナイロン30%で作られたマイクロファイバーのタオルです。
お水の吸収が速いために、髪を乾かすのに乾燥までの時間を短縮できるというのがポイントです。薄手のタオルなのでフワッと気持ちいいというタイプではないですが、急いで出かける準備をしなければいけないときなどに便利でしょう。薄手なので旅行にもって行きやすいというのもメリット。