化学技術の発展は、タオル業界にもいろいろな変化をもたらしています。染めの技術に関しては、色落ちしにくく色の種類も増えており、豊富な色展開の美しいカラーバスタオルを見かけるようになりました。
色のきれいなバスタオルをつくっているメーカーは数多く、その中には必ずと言っていいほど含まれているのが、ブルーのバスタオル。
「青」という色は、リラックス効果があることもあり、お風呂上りに使ってみたいと感じる方も多いのでしょう。今回は、プレゼントとしても喜ばれるおしゃれなブルーのバスタオルを紹介していきます。
ブルーのタオルで癒されるべし
ブルーという色は、海、空、そして地球をイメージさせる、とても身近で自然を感じる色です。
自然の中にある青がさまざまに変化するように、タオルのブルーも、濃淡さまざま、夏の空のように目にも鮮やかなスカイブルーから、夜の海を感じさせる黒みがかった深いネイビーまでたくさんのバリエーションがありますね。
ブルーのタオルは、窓の外の風景を部屋の中に再現しているようで、気分を上げてくれるでしょう。明るいブルーのタオルは朝のシャワーや洗顔に、ホッと癒されたい時には奥行きのある落ちついたブルーのタオルを。シーンによって使いわけてみるのもステキです。
オススメの国産青色バスタオル 5選
ブルーのタオルは、たくさんの種類があって迷ってしまいますね。今回は、プレゼントしたとき、話題にできるようなストーリーやエピソードのあるブルーのタオルをセレクトしました。
海や空は世界共通で、海外産のステキなブルーのタオルもいっぱいありますが、今回は、身近で安心品質の国産タオルにしぼりこんでオススメしていきます。
・タオルの素材の品質が高いこと
・美しい色表現にストーリー性があるもの
・国産で安心して使える
今回紹介する国産のタオルシリーズは2色以上の素敵な青いタオルがあるシリーズになりましたので、シチュエーション別に使い分けしても良いでしょう。
渡辺パイル ランドスケープ
「ランドスケープ」とは「景観」を意味する言葉。「渡辺パイル」をはぐくんだ今治、瀬戸内の景観をイメージした美しい6色のカラーがラインナップされています。
中でも、明るい「sora(空)」、深みのある「nagi(凪)」、緑がかった「kaikyo(海峡)」の3色のブルー系は、南国の海や空を写しとったようでステキです。
東南アジア産の完熟手摘み綿を甘撚りの細い糸に仕上げて、短めのパイルに織りあげた、やわらかくて軽い今治タオルです。水や汗を良く吸いざぶざぶ洗えるので、空の下で体を動かすのが好きなアクティブな友人に贈ったらきっと喜んでもらえるでしょう。
価格:2,800円(税抜)
SCOPE×吉井タオル house towel ブルー
画像:scope
「スコープ」はインテリア雑貨のセレクトショップでありながら、日常での使いやすさを追求したオリジナルのグッズを数多くおくり出しています。
「house towel」は、サイズまでこだわって、今治タオルメーカー「吉井タオル」とつくりだしたシリーズ。ブルーは、いつも晴れた空のように毎日を過ごせるようにと願いを込めて6色を展開。同系色でそろえてつかうことをイメージしています。カラーのセレクトは、世界的なテキスタイルデザイナー・鈴木マサルさんが担当。夜お洗濯をして朝には乾く使い勝手の良さにも定評があり、複数のブルーをセットにしてプレゼントしたくなります。
価格:2,700円(税抜)
Hippopotamus(ヒポポタマス)
「ヒポポタマス」は色のあざやかさで有名な国産タオルメーカーです。今までになかった色を表現するために、オーガニックコットンと再生竹繊維(バンブーレーヨン)という素材を合わせて使っているのが特徴です。
ブルーは、ヒポポタマスのブランドカラーであり、試行錯誤して生みだされたゴッホの「星月夜」をイメージして作られた色。他にも、カリブの海の色を再現したカリビアンブルー、ゴッホの「アイリス」にインスピレーションを得て作られたネイビーがあります。ブルーとオレンジのコントラストがとてもキレイなギフトボックスがあり、贈り物としても最上のバスタオルです。
価格:7,800円(税抜)
UENO-TOWEL 泉州美人
今治とともに古くからタオルづくりを受け継いできた大阪・泉州の「UENO-TOWEL(ウエノタオル」が、伝統の後晒し製法で日本の伝統色を表現した泉州タオル「泉州美人」。歴史資料に出典がある日本固有の伝統的な色を現代に再現して、その名称をつけているので、どこかなつかしく生活になじむカラーです。
ブルー系のタオルは、「青磁(せいじ)」と「青藍(せいらん)」があり、単色でもキレイですが、他のカラーと重ねると美しい日本画のような風合いに。特殊な撚糸が空気をふくみふんわりとしたやさしい肌あたりなので、日本家屋で落ちついた暮らしを好む年配の方への贈り物に良いでしょう。
価格:2,500円(税抜)
エコモコ・モコモコタオル 空と海に染まるタオル
オリジナルの糸で織りあげられ独特の楽しい使いごこちで大人気の今治タオル「エコモコ・モコモコタオル」。
今治タオルメーカー「森商事」と、奈良の手染め職人がコラボレーションしておくり出した個性的なブルーのタオルです。
1枚ずつ手作業で染め上げるので、同じものは2つとない刻一刻と変わる自然の空と海のように、世界でたった1枚のタオル。日本の伝統のものづくりを結集させたタオルは、現代的なセンスも感じさせます。波打つ生地と魅力的なブルーがマッチして存在感がありますから、個性的なファッションを好む若者へのプレゼントにピッタリですね。
価格:2,800円(税抜)
<番外編>ジャパンブルーといえば藍色 高級贈答品・藍染めのバスタオル
日本のブルーの代表格といえば藍色ですね。藍は薬効が高く、藍染めされたものは、防虫効果や消臭効果、肌を守る紫外線防止効果などがあります。最近では、アトピー性皮膚炎への抗菌性も注目されています。
良いことづくしの藍染めですが、色移りをする印象が強くお洗濯が大変なので手が出ないという方も多いでしょう。そのためか、藍染めのパイルタオルを製造しているメーカーはごくわずか。また、手間がかかる本藍染のタオルは、かなり高額になります。
ブルーの国産タオルにジャパンブルー「藍色」は外せないでしょう。ここでは番外編として、自然派の伝統製法で色落ちしにくい本藍染のバスタオルをご紹介します。
aeru 徳島県から本藍染のバスタオル(桐箱入り)
「aeru(あえる)」は、伝統や先人の智慧(ちえ)と現代的な感性を「和えた」商品をおくり出している伝統ブランドです。赤ちゃんとともに育ち、大人になってもつかい続けることができる「一生もの」にこだわってつくられた「本藍染のバスタオル」。
30回以上染めをくりかえして生まれる深い「藍勝色(あいかちいろ)」と、15回の染めで明るいブルーの「藍縹色(あいはなだいろ)」があります。染めの回数で色の深さが選べるのは嬉しいですね。
手仕上げの上品な桐箱に入ったバスタオルは、出産のお祝いや、人生の節目の特別な贈答品として、覚えておきたい逸品ですね。
藍勝色(あいかちいろ)42,000円(税抜)
藍縹色(あいはなだいろ)41,000円(税抜)
さいごに
いかがでしたか?ブルーのオススメタオルをご紹介してきました。
ブルーとひとことで言っても、色の幅はひろく、日々移り変わる空の色のように、たくさんのブルーカラーのバスタオルがつくられています。今回は、ストーリーやエピソードのあるブルーの国産タオルにしぼり込みました。今後も、ステキなブルーのタオルをご紹介していく予定です。お楽しみに。
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