法事や法要といったいわゆる弔事(ちょうじ)にも贈り物をする機会があります。個人をしのぶ気持ちを込めて贈る法要の引き出物、またお通夜やお葬式に参列してくださった方の金品や手助けへの感謝の意味のある香典返しなどがそれにあたります。
一般的な慶事のプレゼントとは異なり、家を代表した贈り物になることが多いのが弔事です。ぜひ相手がこまらないものを選んで差し上げましょう。失敗しない贈り物には特に「実用性の高さ」をしっかりと把握することが必要です。
弔事(お葬式・法事)にタオルを贈るのはよいのか
弔事にふさわしい贈り物はとにかく実用性が高い、もしくは最低限食べてなくなるものが良いでしょう。実用性の高さから考えるとタオルはすべての弔事の返礼品の中でもトップクラスにオススメできる商品です。毎日使うものですし、消耗品ですので家に何枚ストックがあっても困らないという特徴があります。むしろ
タオルは弔事には鉄板の贈り物
であるといえます。
慶事の時にはバスタオルを含むセットがおすすめですが、弔事の場合にはフェイスタオル・ウォッシュタオルを基本としましょう。使わなくても邪魔にならない大きさということも選ぶときの重要なポイントです。
他の消えものの贈り物として喜ばれるものとしては、「洗剤・石けん」「寝具」「入浴剤」などがあります。いずれも間違いない贈り物として定番化されています。その他にも、カタログギフトも一般によく返礼品に使用されますが、こちらは値段の割りに中身が安っぽいことが多いためやや味気なさがありますね。
弔事のタオルギフトにオススメの会社
弔事の時には非常に多くやることがあるため、落ち着いて品物を探すというのは難しいでしょう。そんなときには葬儀を担当してくださる会社がいる場合にはその通りに選ぶのも楽できて良いと思います。葬儀の場合には特に故人を偲ぶことが大切ですので贈り物選びで仕事を増やすことはないでしょう。
一方で四十九日法要や一周忌などの法事の場合には来てくださる方が予想しやすいですし、前もって準備することが可能です。そんなときには贈り物にふさわしいこだわりの一品を選んで差し上げましょう。タオルを贈り物にされる方は「今治タオル」がやはりオススメです。
品質が良くブランドも広く知れているので、年齢層問わず喜んでもらえると思います。また、10名以上の多くの品を注文する場合には普通のネット通販の個人店よりも大型専門店や百貨店のネット通販を利用するのが賢いでしょう。常に法事の贈り物を行っているので熨斗やかけ紙などの注文を間違えている場合でも、気付いてくれ確認の連絡をくださることが多いです。百貨店や贈り物の専門店が遠い場合などは是非下のお店から購入してみてくださいね。
今治タオルの「伊織」は法事の贈り物に最適
伊織では熨斗・掛け紙が無料で受けられます。数が多くなる法事の贈り物には非常にありがたいサービスですね。
法事の引き出物のマナーについて教えて
法事(法要)の引き出物は参列された方からいただいたお供えのお礼を家族親族からお渡しするものです。
引き出物はお供えをいただく前に準備しておかなければなりません。あらかじめ親族内の詳しい方に当日のお供えの相場について聞いておくと、準備する引き出物を大きく間違う必要がないので安心です。
引き出物の金額の目安は?
引き出物の場合には、年忌にお招きした方には会食にも出席いただくケースが多いです。この場合にはその場でお渡しすることができるので、お供えの額によらず2,000円~5,000円を用意することが多いです。当日一緒に食事することのない方の場合には、いただいた金額の3分の1~半額程度のものをお渡しするのが一般的です。
熨斗・かけ紙・水引について
のしは慶事につけるものですのでつけません。
水引は黒白もしくは双銀の結びきりとします。表書きは宗教によってさまざまな書き方があるので要注意です。間違いのない方法はご親族やご家族に聞くのが良いでしょう。ただし、一般的に宗教によって影響されないものとしては「志」を選択します。引き出物では「粗供養」とするのが一般的です。
関西や西日本などの場合には水引を黄色と白の結びきりにする地方もあります。また、表書きは「満中陰志」「忌明」にするご家庭もあります。キリスト教や神道では表書きを「偲び草」とする場合もあります。宗教や地方だけでなく、ごく小さな地域で独特の風習を持つこともありますので気にされる方はご注意を。
のし髪の表書きの例
用途 | 内容 | 水引 | 水引本数 |
志(仏事) | 香典返し;法要・霊前祭のお返し | 結びきり | 5本 |
御供 | 法要での仏様へのお供え物に使用します | 結びきり | 5本 |
満中陰志 | 香典返し;四十九日法要の後の香典に対するお返し | 結びきり | 5本 |
粗供養 | お通夜・告別式・法要などの葬儀一般で使用します | 結びきり | 5本 |
偲び草 | 香典返し(神道式) | 結びきり | 5本 |
忌明志 | 香典返し;忌明法要のときの香典へのお返し | 結びきり | 5本 |
一周忌 | 一周忌法要のお返しとして使用 | 結びきり | 5本 |
三回忌 | 三回忌法要のお返しとして使用 | 結びきり | 5本 |
専門店にお願いすると簡単
人生のなかでもそう多くは経験することのない弔事を行う側ですから、あまり時間をかけずに専門のお店にお願いするのも楽ですし相談に乗ってくれるので安心です。
お祝い事となると私は知識が増えてきましたが、なかなか法事やお葬式はなれないものです。おこころざし.comは最近調べた中でタオルを贈るのに良いと感じたお店です。落ち着いた色のブランドのタオルも20%OFFと割安で購入できるのも利点の一つです。
数十個の注文を一気に行うので他のことにお金を回すことも可能です。金額も1,500円程度から20,000円以上と幅広いということやタオル以外にもカタログギフトを多く取り扱っているので、金額の調整が非常にしやすいのが特徴ですね。
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香典返しのよくある質問
香典返しの金額の目安はどれくらい?
香典返しに使う金額は一般的に、いただいた香典の3分の1~半額程度を品物でお返しします。
当日は多くの方へ挨拶するなどのやることが多いので、事前に香典ごとにお渡しするものを準備しておく必要があります。
5,000円までの香典には2,000円を渡す、10,000円までであれば4,000円をなど事前にパターンを決めておきましょう。また、葬儀当日に香典返しを贈る当日返し(即日返し)を予定する方の場合には、金額の相場は2,000円~3,000円程度とするのが一般的です。
想定していたよりも多く包んでいただいた場合には、準備する中で最も金額の高いものをお渡ししておきましょう。後日差分を別な品物で埋め合わせするのが良いとされます。
香典返しは「外のし」か「内のし」かどっちが良い?
「配送で贈る場合は内のし」「持参する時は外のし」が一般的。法事の場合には、ほぼ対面してお渡しすると思いますので外のしで用意するのが良いでしょう。
宗教ごとの法要の違いとタイミングについて
弔事や法要というのは、宗教や地方によってさまざまな作法が存在します。下に仏教、神道、キリスト教の一般的な法要のタイミングについて記載しますが、詳細はご親族や葬儀担当の会社さんね相談するのが間違いがない方法です。各々ご確認お願いいたします。
仏教式
葬儀の後では、初七日から7日毎に法要を行うのが一般的です。「四十九日法要」をもって忌明け(いみあけ)という期間になります。その後は年忌法要として「一周忌」「三回忌」「七回忌」と法要を行います。
神道式
法要にあたる行事を神道では「霊祭」と呼びます。なくなってから10日目には十日祭、その後は三十日祭、五十日祭のように「毎十祭」を行います。最終的に五十日祭で忌明けとするのが一般的です。仏教と神道はもともと同じ宗教であったこともあり、約50日で忌明けが共通しているのは興味深いですね。
キリスト教式
キリスト教ではなくなった方へ特に法要の儀式は設けられていません。カトリックの場合には3日目、7日目、一ヵ月後、半年後、一年後などの節目に追悼ミサを行うことがあります。プロテスタントでは遺族が任意に決めた日を「召天日」として記念式典が行われることがあります。