持ち歩きにちょうど良くて、手を洗った時につかったりする小さいサイズのタオルって、なんて呼びますか?
「ハンカチタオル」「ハンドタオル」「ミニタオル」「タオルハンカチ」「ウォッシュタオル」「タオルチーフ」など。
タオルについて詳しいはずの私でも、ちょっと差がわからないほどたくさんあるんですよね。なじみのある呼び方から、最近目にするようになった名前までなんだかよくわかりません。
今回はそれぞれの呼び名や大きさについて解説していきます。このサイズのタオルは男性にプレゼントする方が多いということですので、特にオススメのタオルを紹介していきます。
基本中の基本「ハンカチ」と「タオル」の定義とは?
昔は、ハンカチとタオルは別物だった印象ですが、最近はこの2つをくっつけたような名前のタオルが多く販売されています。
そもそも、ハンカチとタオルという使い慣れているけれど意外とわかりにくい名称の定義ってなんなのでしょう。「消費者庁」による定義を確認してみました。
ハンカチ
主として手拭きに用いる小形の布をいう。普通に使用されている綿・麻布製ハンカチのほか、タオルハンカチ、ガーゼハンカチ、バンダナ等が含まれている。引用:消費者庁
タオル及び手拭(てぬぐ)い
必ずそれぞれ1枚に裁断し、染色又は縫製等の加工がなされているものをいう。種類は、浴用タオル、湯上がりタオル、手拭いタオル等がある。ディッシュタオル等パイルのないものは含まれない。引用:消費者庁
予想通りですが、かなりあいまいな表現になっていました。ハンカチもタオルも、単語はもともとは外来語ですから仕方がないところもありますね。
一般的なイメージを調べていくと、「ハンカチ」は日本でも海外でも、素材や織り方に関係なく手を拭いたり装飾につかったりする正方形にちかい小さな四角の布のようです。
一方でタオルは、欧米では体を拭う布はなんでも「タオル」というようです。
日本の場合にはパイル織りの布のイメージがタオルですよね。実際には、ガーゼのタオルもあればワッフル織りのタオルもあるので、日本人の身近にあるタオルの主流がパイル織りという部分から連想されるイメージですね。
英語だとパイル織りタオルは「テリークロス」と別の名前で呼ばれることもあります。
ハンカチタオルやタオルハンカチという名称の布は、「ハンカチ」と「タオル」と使われている単語2つも曖昧。この2つのぼんやりした単語をくっつけたアイテムなので、厳密な形や大きさの定義は無さそう。ただ、一応産地によって定義しているものもあるようなので、購入する時の参考に整理してみました。
日本のタオルの2大産地、今治と泉州では何と呼ぶ?
今治タオルの正方形のタオルの定義
タオルを贈答品の高級ブランドにまで高めた今治タオルの教本によると、約20~30cmの正方形のタオルのことを「タオルハンカチ」と呼ぶようです。
今治ブランドの発信基地「テクスポート今治」のサイトによると、ハンカチタオルは15x15cmから40x40cm。とにかく、ハンカチが名前につくタオルは正方形であるということは間違いなさそうです。
一方、1辺が28~34cmでもう1辺が35~42cmのように、長方形になっているものは「ウォッシュタオル」と分類されています。これを「ハンドタオル」と呼んでいるメーカーもありました。
泉州タオルの定義
泉州タオル公式の販売サイトには、タオルハンカチというカテゴリーと、ハンドタオルというカテゴリーがありました。ただし、紹介されている商品をみると、同じサイズでもメーカーによって呼び方が違うんです。
手が拭けそうな小さめタオルは「ウォッシュタオル」「ミニタオル」「ハンドタオル」「ゲストタオル」などと自由に呼ばれていました。泉州では今治よりもさらに細かなルールはないようでしたよ。
小さなタオルを選ぶときは「大きさ」をしっかり確認すべし!
小さなタオルの呼び方を分類していくと3つのパターンになります。
それぞれに、細かなサイズのルールはありません。あくまで、タオルの形と雰囲気による分類となります。
小さなタオルの呼び方
- 手のひらサイズでタオル地のもの⇒ミニタオル(正方形も長方形もどちらも有り)
- 手のひらサイズで正方形に近い⇒タオルハンカチ・ハンカチタオル・タオルチーフ
- 手のひらサイズで長方形に近い⇒ウォッシュタオル・ハンドタオル・ゲストタオル
「手のひらサイズ」のイメージは、1辺が15cmくらいから40cmくらいまでと、かなり幅があります。大きさは、○cm×○cmや、○mm×○mmといった形で販売サイトに明記されています。しっかりチェックしたほうが良さそう。
フェイスタオルやバスタオルを買うときには、なんとなく大きさと形がわかるので細かいサイズ表示は気にしないという方も多いでしょう。
ただ、手のひらサイズというのは、子供と大人、性別によっても印象が違いますし、小さいタオルからこそ、数センチの差で使い勝手が変わってくるものです。
小さなタオルを購入する時は、呼び方に惑わされますので細かくサイズを確認しましょう。お家でつかうのか、それとも持ち歩くのかという使用用途はもちろんのこと、バッグに入れるのかという収納場所についても想像してみると良いでしょう。バッグやポケットの大きさも頭に入れながら選べば、使いやすいものを見つけられますね。
サイズ別|メンズギフトにも人気のデザインがカッコいいタオルハンカチ
父の日や誕生日やちょっとした記念品など、男性へのプレゼントにピッタリのコットン100%の小さなタオルをご紹介します。
【21cm×21cm】小さい中に伝統の織りの技術が詰まった今治タオル
Gyre(ジャイル)ミニハンカチ
「Gyre(ジャイル)」は、さまざまな甘撚りの杢糸をつかって織りあげられたリバーシブルの今治タオルです。
高い織りの技術に定評のある「七福タオル」がつくっているので、ヘムやミミにまでデザインがほどこされ、細かな部分までこだわり満載。
片面はストライプ、片面は渦巻模様という個性的な柄を、落ちついた雰囲気にまとめています。今治認定のタオルなのでやわらかさと吸水性のあり、小さいけれど厚みもしっかり感じられる男性向けの小さなタオル。あたたかみのある上品な色合いなので、年配の男性への贈り物にも向いています。
価格:600円(税抜)
【25cm×25cm】大人のためにつくられたデザイン性の高い今治タオル
mint cake(ミントケーキ)ハンカチ
「mint cake(ミントケーキ)」は、日本人の日常に合うモチーフや色彩でデザインを生みだす若手テキスタイルデザイナー堀内映子さんが手がけた今治タオル。
若々しくカッコいい柄に合わせ素材や織り方、加工法が選ばれていて、柄がちがえば手ざわりや使いごこちがかわるという楽しいタオル。
graynet(グレイネット)は、2色のジャカード織。dottodotto(ドットドット)はふわふわの無撚糸、kikagaku(幾何学)は3重ガーゼ。カラフルストライプは、織り上げたパイルを均一に切りそろえたシャーリング加工。新社会人になる男性に4つをセットでプレゼントしたら、きっと喜ばれるでしょう。
価格:800円(税抜)
【34cm×35cm】オシャレな柄が特徴の毛違いジャカード織りのタオル
ジャカード ハンドタオル
裏と表のカラーが反転する毛違いジャカード織りでつくられた、ユニークな幾何学模様のリバーシブルタオルです。
柄のテーマが3つあり、色のコントラストが民族調の「エスニックモダン」、パイルの上げ下げで三角形を表現した「テント」、複雑な色と模様で大地や空をデザインしたギリシア語の地球を意味する「ジオ」。それぞれに個性が強く、魅力的な色合いです。
自然の中でつかうことをイメージされた柄なので、キャンプなどのアウトドアに持っていったり、スポーツ観戦やフェスなどにもピッタリです。アクティブな男性へ贈りたくなるタオルですね。
価格:400円(税抜)
まとめ
いかがでしたか?
手のひらサイズのタオルについて整理しながら、男性にオススメのギフトタオルをご紹介してきました。
最近では、田中産業の「Otta」に代表される、タオルハンカチを半分にしたサイズの「ハーフタオルハンカチ」というものも登場しています。
タオルは、日常に無くてはならないものなので、使いやすさを求めてどんどん進化をしています。そのため、これからも、サイズ展開や名称も増えていく可能性があります。タオルを購入する時は、欲しい大きさかどうか、しっかりチェックして選びましょう。
今回は男性向けのカッコいいものをセレクトしましたが、タオルラボでは、さまざまなタオルハンカチを紹介していますので、あわせて、参考にしてみて下さい。
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