皆さんは自分の使っているタオルがどこで作られているか知ってますか。
実は知られていないだけで、自分と縁のある土地のものということもあると思います。今回はお土産などにも使える地域性の高いタオルについてまとめてみました。
今治以外もある!地域性のあるタオル
やはり日本で一番の産地である愛媛県今治はタオル生産ナンバーワン。今回は他の県で作られているものをメインお伝えしていきます。
岐阜県
意外かも知れませんが、実は岐阜県には超人気タオルのブランドがあるのです。
エアーかおる
浅野撚糸という糸の会社が、タオルメーカーと共同で作った人気ブランドタオル「エアーかおる」。
この人気はすでに全国レベルになっていますが、浅野撚糸は岐阜県に本拠地を置く会社なのです。
特殊な製法で作られる空気たっぷりの糸で織られたタオルは、もっちり感触が続く超吸水のタオルです。他のタオルとは吸水とコットン量のバランスが違う、明らかに高性能なタオルになります。
お近くにお住まいの方は、お土産としてタオルをもって「実は岐阜のものなのよ」とアピールしてみましょう。話のネタになります。
徳島県
四国今治のある愛媛県のお隣の県、徳島県。実は注目しているブランドがあるのです。
aeru(アエル)
日本の伝統工芸を大切にしながら、子供から大人までずっと使えるというアイテムやサービスを世に送り出しているブランド「aeru」。会社は東京と京都にあるのですが、aeruのタオルは徳島でエントリーしてもらいました。
実はこのタオルは、徳島県原産の「シロバナコジョウコ」という藍を使って、職人さんによって染め上げられる美しい本藍染タオルなのです。
タオルに使われているコットンには国際的な認証機関GOTSによって安全性が認められたオーガニックコットンというこだわり。
やさしい雰囲気のあるタオルなのです。しかも大切な方へのプレゼントにありがたい桐箱入りのものもラインナップされています。
広島県
広島という土地だからこそ生まれた、平和への思いが詰まったタオルブランドを紹介します。
INNER PEACE(インナーピース)
インナーピースはおしゃれなボックスに入ったタオルのブランドです。
女性用としてはオーガニックコットンとリネン、男性用としてはリネンを使った、性別による好みをしっかりとらえたタオルを作っています。
プレゼントにぴったりのアイテム。色はシンプルで使いやすく、デザインもタグに凝ってる流行のタイプですね。
三重県
三重県は伊勢神宮と真珠だけではないのです。実は人気のタオルメーカーがあります。
おぼろタオル
おぼろタオルはおぼろガーゼという、銭湯などで使いやすい薄手の生地のタオルが人気です。
身体を洗って、お風呂上りにはふき取りに使え、そして乾きやすい。
肌に優しい素材なので、気持ちよく使えます。タオルとしてオススメなのが「百年の極み」シリーズ。
もっちりが持続するタオルになります。限定色は珍しいラインナップになっているので、好みのものは早めに入手することをおすすめします。
愛知県
三河木綿の産地である愛知県蒲郡。こちらではガーゼ生地を複数米重ねて作られたガーゼタオルが多く生産されています。
cumuco(クムコ)
三河木綿は江戸時代から綿産業が盛んな土地である蒲郡の名産品。
cumucoは糸を使って作られたガーゼを6枚重ねしたガーゼケットとガーゼタオルのブランドです。
ガーゼタオルは一般的なパイルのタオルよりも、肌触りが滑らか。使うほどにくったりして肌になじむようになっていく、自分好みに成長するタオルという感覚が味わえます。
デザインもおしゃれで、プレゼントにも使いやすいです。
奈良県
奈良県の繊維といえば、奈良時代から使われていたという蚊帳があります。通気性はいいけれど均一に格子状に織られたガーゼ生地は、現代では台所ふきんやタオルとしても利用されています。
白雪ふきん
綺麗な柄と使い心地の良いふきんで人気のあるブランド。
「白雪友禅湯上りたおる」という綿60%、レーヨン30%、麻10%という組み合わせで作られていて、乾きやすく滑らかなさわり心地になります。
乾きやすいことで臭いがつきにくく、毛羽立ちが少なくて肌なじみが良いというのが特徴です。
ならっぷ
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白雪ふきんと同様に奈良県において、蚊帳を用いたタオルを販売しているのが「ならっぷ」。
6重に重ねられた蚊帳織りの生地で作られたタオル「蚊帳の夢」シリーズが魅力です。特徴のある糸や染めで機能をもたせていて、消臭効果のある備長炭、柿渋、さわり心地がさらりとしている麻の3種類。
特に麻の蚊帳タオルは経糸がコットン、横糸がリネンとすることで、バランスの良いタオルとなっています。
山梨県
富士山の麓ということで、お水が綺麗な山梨県。美味しいお酒やフルーツだけではありません。
ALDIN(アルディン)
アルディンは、おしゃれなリネン製品で女性人気の高いブランド。使われているアイテムは、フランス、ベルギー産の亜麻が用いられ、イタリアで紡績した糸が使われるというこだわりがあります。
アルディンの工場が置かれるののは、富士山の麓である富士吉田市。この土地も古くから繊維産業が盛んな土地でした。
タオルもワッフル生地のものがありますが、メインはキッチンクロスやエプロンなどの台所まわりのアイテム。
東京都
意外なことに、都会のイメージの強い東京都でもタオル製造をしている会社があるのです。
HOTMAN(ホットマン)
HOTMANは東京都の西側にある青梅市に本社と工場をもつメーカー。メイドイン東京のタオル屋さんになります。
全国の伊勢丹、日本橋三越、高島屋など有名百貨店にも店舗を持つ人気タオルブランドです。
「1秒タオル」というHOTMAN独自の規格でみとめられて吸水力の高いタオルが人気です。普段使いしやすいものから、上質さを感じられる贅沢なタオルまで幅広いシリーズがあります。
最近では国内初となるフェアトレード認証を受けたタオルを発売するなど、環境のことも考えているブランドです。