ICHIMATSUってどんなタオル?
このタオルの特徴 | |||
オーガニックコットンのタオルは多くありますが、今回見つけたのは珍しいフェアトレードのタオル。
2022年時点ではフェアトレードのマークがついたタオルはそう多くないのが実際のところ。
-
参考フェアトレードのタオル特集|知っておくべき地球に優しい仕組みと取り組み
環境を気にする方が最近よく目にするフェアトレード。 作り手にも優しいというイメージはあってもよくわからない部分も多いと思います。今回はフェアトレードの仕組みとそのメリットについて解説していきます。 フ ...
続きを見る
今回は、今治で作られているフェアトレード認証を受けているタオルを実際に使ってみました。触り心地や使った感想をお伝えしていきます。
フェアトレードのタオル「ICHIMATSU」
これから長く製品を作り続けることを考えて、最近よく話題となっているフェアトレード。
「ICHIMATSU」タオルは、今治に工場をもつタオルブランドであるTANGO Inc.が作る国産タオルになります。
これから生まれてくる世代の人にも同じように良い製品が届くようにという思いが乗ったタオル。
フェアトレードであると認められているので、地球環境から綿花を育てる農家までに優しい。最終的には消費者の安全にもつながるといいます。
さわり心地が重視されるのが普通のタオル。それに買った方が優しくなれるというのもポイントですね。
「FAIRTRADE」タグが付いている
この国際フェアトレード認証タグを取得するにはしっかりとした管理ができていなければいけないのです。
原材料となる綿花から、それを撚り合わせた糸、さらにタオルの製造や販売までの流れに関わる企業がすべて、認証を取得しなければならないためです。
世界に優しいタオルを作るためには、こういう仕組みがあることを消費者も知っておく必要があるなと感じます。ちなみにICHIMATSUタオルには、セネガル産のコットンが使われています。
フェアトレードの今治産タオル「ICHIMATSU」の評価
生成りのナチュラルな雰囲気があたたかい、フェアトレードのICHIMATSUタオルについてみていきます。
ICHIMATSUのフェイスタオルについて
フェアトレード認証を受けているタオルということで、もちろん原料となるコットンもフェアトレードのものだけで作られているICHIMATSU。
自然派のタオルなのですが、かなり柔らかい仕上がりになっています。
昔ながらの機械をつかって、丁寧に織られているタオルだからこそこの感触。やさしい素材に感触も、フワフワ。穏やかな気持ちになれるようたタオルです。
タオル情報 | |
バスタオル | 5,500円(60×120cm) |
フェイスタオル | 2,750円(34×85cm) |
ハンカチタオル | 1,100円(25×25cm) |
ブランド | TANGONO |
素材 | フェアトレードコットン100% |
備考 | 国際フェアトレード認証を受ける貴重なタオル |
ICHIMATSUという商品の名前について
このタオルのシリーズ名は「ICHIMATSU」。これはアニメでも有名になった日本の伝統的な文様の市松模様からきています。
ヘムの部分に織りで形成された正方形が並んだ柄がほどこされています。
市松模様というと和風な印象ですが、でこぼこで表現されているとチェック柄という方がしっくりきます。シンプルで良いですね。
ICHIMATSUタオルの安心の証を発見
ちなみに、上の写真をよく見ると、黒い点があると思います。これはホコリではなくオーガニックを意識して作られたコットンが使われていることによるものなのです。
オーガニックコットンの黒い点について
黒い点は汚れやホコリなのかと思われそうですが、実は「綿カス」という綿花のガクや葉っぱの小さな破片なのです。
カビや汚れではないので安心してください。
ちなみに、黒い点があるのは化学漂白がされていない証となります。お洗濯で徐々に少なくなるものですし、100%植物由来。気しなくて大丈夫です。
ICHIMATSUを詳しく調べてみました
タオル評価 | |
さわり心地 | ゴワゴワ | サラサラ
吸水性 | 遅い | 早い
やわらかさ | しっかり | ゆるゆる
弾力 | ぎちぎち | ふわふわ
糸くず | 出る | 出ない
さわり心地
最高レベルでのふわふわした感覚にも関わらず、これだけなめらかなさわり心地になっているのに驚きました。
ゴワゴワした感覚は一切なく、上質な綿を使用しているのが触れた瞬間に感じられます。
吸水性
吸水の速さと保水力はかなりよかったです。お水100mLを垂らしたところ、93mLを保持。タオルの重さ自体は平均的なのですが、吸水量はかなり優秀です。
また、触れた瞬間に吸っていました。オーガニックコットンは一般に自然の油が付いているので、最初吸い取りにくいともされますが、こちらはしっかり処理されているようです。
水を含んだ場所はややパイルが倒れてべチャっと感が出ましたが、通常の使用方法では問題ないレベルでしょう。
やわらかさ
フェイスタオルとしては平均的な軽さですが、パイルが長いこともあり軽さを感じる仕上がりとなっています。
吸水後は322gとなり2.9倍の重さになります。
弾力
あつみは中程度も、柔らかく反発は少なめです。空気感を感じるフワッ感があるタイプでした。
糸くず
眺めのパイルで甘撚りのタオルであることが確認できます。
空気をたくさん含んでいるので、摩擦などが起こらないようなお洗濯をして使い始めましょう。
まとめ
今回はフェアトレード認証を受けているコットンを使用したタオルを紹介しました。
農家さんなどが適正価格で取引することによって、品質や安全が確保できるようになるのがフェアトレードのメリット。
ICHIMATSUタオルは、一般的なものと比較するとお値段は高くなっていますが、この試みを継続することで未来の地球を守ることにつながります。
この考え方に賛同できるという方は、是非工場直送でお願いできるTANGONOで入手してみてください。