ガーゼタオルとは、ガーゼ生地を何層かに重ねて作られたタオルのことです。特長としては、素材が軽くて柔らかいということが一番に挙げられます。デリケートな赤ちゃんの肌にも安心して使えるということで、ガーゼタオルをおくるみやお風呂上りの拭き取りのために近年人気があります。
実はガーゼタオルが人気になっているのは、お水を吸い取る以外にも理由があるって知ってますでしょうか。
今回はガーゼタオルの使い方としてオススメを紹介します。
赤ちゃんへのガーゼタオルおすすめの使い方は?
①沐浴で使う
沐浴(もくよく)とは簡単に説明すると、赤ちゃん(新生児)の入浴のことを意味します。
赤ちゃんのお肌は非常にデリケートなので、ボディタオルで強く擦って洗うことはできません。そこで、一般的に沐浴では赤ちゃんの体をガーゼで優しく拭いて洗うようにします。
このガーゼをガーゼタオルに置き換えることで沐浴がより快適になるんです。
沐浴用ガーゼタオルのサイズは?
沐浴に使うガーゼタオルは、フェイスタオルサイズ・手ぬぐいサイズの2つがおすすめ。
通常のガーゼよりも大きくなるので沐浴にはぴったりなんです。
ガーゼタオルの沐浴での使い方
最初にフェイスタオルのサイズのタオルで、お湯にはいっている赤ちゃんのお腹にお湯が染み込んだ温かいフェイスタオルを乗せます。通常の小さいサイズですとどうしても、お湯の量が少なくなるのですぐにガーゼが冷えてしまいます。フェイスタオルの大きさでしたら余裕を持って時間を確保する事ができ、赤ちゃんの体が冷えるのを防ぐことができるのです。
また、赤ちゃんを洗うのは手ぬぐいサイズです。こちらはお湯につけた状態で洗ってあげますが、手ぬぐいサイズですとちょうど片手でお湯を絞ることが出来、石けんなどを広く拭き取ることができるので効率が良いんです。洗うときは、絶対に強く擦ってはいけません。いくらガーゼタオルが柔らかいと言っても、赤ちゃんの肌はデリケートなので、強く擦ると負担がかかります。優しく撫でるように洗ってあげましょう。
赤ちゃんの沐浴の時は、ぜひ上記のやり方でガーゼタオルを活用してくださいね。
②シーツの代わりに使う
赤ちゃんは寝ている間にコップ一杯分以上の汗をかきます。そのため、通常の綿素材のシーツだと、十分に汗を吸い取ってくれません。
そこで、吸収性が高くて、しかも通気性の良いガーゼタオルが役に立ちます。
寝ている赤ちゃんの汗をしっかりと吸い取ってくれるので、赤ちゃんも快適に眠ることができます。また、乾きやすいガーゼタオルは洗濯するのが楽なので、お母さんの負担も減りますよ。シーツの代わりには、バスタオルサイズのガーゼタオルを敷きましょう。
③首枕として使う
赤ちゃんの首の下に敷くのが首枕ですが、素材が粗くて吸水性の低いタオルを首枕に使ってしまうと、赤ちゃんの頭皮に湿疹ができやすくなり、抜け毛や垢の原因になってしまいます。
そこで、ミニサイズのガーゼタオルを赤ちゃんの首に巻き付けることで、赤ちゃんの肌トラブルを防ぐことができます。ミニサイズのガーゼタオルは、30cm×30cmくらいのもので構いません。
また、首枕を敷くことで、赤ちゃんの向き癖を防いだり、楽に呼吸できるようになるなど、メリットがたくさんあります。もし、赤ちゃんが咳や鼻づまりなどで寝苦しく感じている時は、ぜひガーゼタオルを首枕として活用してあげてください。
④汚れや汗を拭くのに使う
赤ちゃんは食べこぼしを頻繁に起こすので、肌に汚れが付きがちです。汚れをそのまま放置してしまうと、肌荒れや湿疹を引き起こしてしまいます。デリケートな肌なので、些細な汚れでもすぐに肌トラブルを起こしてしまうんですね。
そこで、ガーゼタオルを用いて赤ちゃんの肌を軽く押さえるように拭くことで、食べこぼしによる汚れをさっと拭き取れます。軽くて柔らかいガーゼタオルですから、頻繁に赤ちゃんの肌を拭いても安心です。
また、沐浴後や汗をかいた時も、ガーゼタオルを活用しましょう。特に汗には細菌が含まれているので、拭かずに放置してしまうと雑菌が繁殖してあせもができてしまいます。そのため、赤ちゃんが汗をかいたら、ガーゼタオルですぐに拭いてあげましょう。
⑤ブランケットとして使う
ガーゼタオルは通気性が良いのはもちろんですが、ガーゼの層が空気を含むことによって暖かくなります。そのため夏だけでなく冬場も、赤ちゃんのブランケットとして最適です。お出かけの時に赤ちゃんの体にかけることで、夏は涼しく、冬でも暖かく過ごすことができます。
ブランケットとして使うガーゼタオルは、赤ちゃんの足や体をしっかり覆うことができる長方形サイズのものがおすすめです。ただ、体全体を包む場合は、正方形タイプの方が便利です。
ガーゼタオルを赤ちゃんに使う時の3つの注意点
①使用前に必ず洗うこと
汚れや雑菌が付着しているガーゼタオルを使用してしまうと、赤ちゃんはすぐに肌トラブルを起こしてしまいます。そのため、ガーゼタオルを赤ちゃんに使用する前に、必ず洗いましょう。
新品のガーゼタオルを使用する時も、洗ってください。製造過程で人の手に触れている可能性があるためです。なるべく雑菌や汚れを落とした状態で使ってあげた方が安心なので、赤ちゃんに使ってあげる前は必ずガーゼタオルを洗ってくださいね。
②大人の衣類と一緒に洗濯しない
大人の衣類には、ホルムアルデヒドと呼ばれる物質が付着していることがあります。これは、衣類の加工に使用される物質なのですが、赤ちゃんに使うガーゼタオルと一緒に洗濯することで、ホルムアルデヒドがガーゼタオルに付着してしまい、肌の炎症や湿疹を引き起こす危険性があります。
ですので生後1歳くらいまでは、大人の衣類と赤ちゃん用のガーゼタオルを別々に洗うようにしてください。
③洗う時に柔軟剤は使わない
赤ちゃんに使うガーゼタオルを洗う時は、柔軟剤を使用しないでください。柔軟剤には香料などの化学物質が含まれているものが多く、これにより赤ちゃんの肌がかぶれたり頭痛を起こす可能性があります。
どうしても柔軟剤を使用したい場合は、必ず無添加のものを使うようにしましょう。