乾燥する季節や水仕事が多いときなどは、ひどい手荒れが気になりますね。
いろいろなハンドクリームを試してみたが、どうもピンとこなかった…というひとは、尿素入りのハンドクリームを試してみてはいかがですか?
ここでは、保湿効果の高い尿素クリームの正しい使用方法と、おすすめ商品と合わせてご紹介します。使用にあたりちょっと注意点があるので、きちんと押さえて安心して使えるようになりましょう。
尿素クリームの正しい使い方とは
「尿素入りクリーム」は、ひどい手荒れやゴワゴワになってしまったお肌に効果があると言われるハンドクリーム。
乾燥肌に悩む人には欠かせないクリームですが、あらゆるお肌タイプにおすすめかというと、使用を避けた方がいる方もいるので注意が必要です。
尿素入りクリームがNGな人は、以下になります。
- 乾燥していない健康な肌の人
- まだ若くて新陳代謝が高い人
- ヒビ・アカギレがある人
尿素は天然保湿成分の一つで、もともと人間の皮膚に含まれているもの。
お肌の潤いをキープするために必要な成分ですが、たんぱく質を分解する働きを利用してお肌を柔らかくするため、健康な肌や敏感肌の人が使うと肌のバリア機能そのものを阻害してしまうことがあります。
健康な肌にとっては、尿素入りクリームを使うことでかえって肌荒れを招く可能性があるのです。また若くて皮膚が柔らかい人が使うと乾燥やかゆみの原因になることもあり、子供や10代の人にはおすすめできません。
ヒビやアカギレのあるお肌にも、尿素入りクリームの分解作用が強い刺激となり、症状を悪化させる可能性があります。
逆に、ひどい乾燥肌や長年の角質が堆積したガサガサ肌には、尿素は絶大な効果を発揮します。自分の肌荒れの原因をよく見極めてから、尿素入りクリームを使えば安心です。ガサガサ肌・ゴワゴワ肌におすすめの尿素入りクリーム3つをご紹介します。
尿素ハンドクリームおすすめ3選
ケラチナミンコーワ 20%尿素配合クリーム
「ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム」は、第3類医薬品となる乾燥肌に特化した尿素入りクリーム。
とくに水仕事でお肌の皮脂がなくなり乾燥しやすい人や、かかとが古い角質でゴチゴチに硬くなってしまっている人、肘や膝の固い黒ずみが気になる人におすすめ。
クリームを塗った後は尿素が皮膚上にある水分の上をブロックして、水分が抜けていかないように守ってくれます。皮膚上で水分がキープされるので、使ううちにお肌がなめらかになり、正常な状態に近づきます。
あまり皮膚の乾燥が進んでしまうと効果が出るまでに時間がかかりますので、カサつき始めたら早めに使用を開始する方が効果的。
atrix 尿素10%クリーム
「atrix尿素10%クリーム」は、ハンドクリームの有名メーカー、アトリックスが作っている尿素入りクリームです。
尿素は10%配合で、やや軽めの尿素クリーム。ゴワゴワガサガサ肌とまではいかないが、乾燥が気になるというレベルの人におすすめです。
尿素濃度が濃すぎないので、マイルドに乾燥対策をしたい人にちょうどいいクリームです。
尿素と一緒にビタミンEも配合してあるので、お肌の調子を全体的に底上げしてくれます。またチューブ入り・無香料タイプなのでどこへでも持って行けるのもポイントが高く、バッグに入れておけば気になるときにすぐ乾燥肌ケアができます。保湿力が高いのにべたつかないため、仕事の合間や家事のスキマ時間にサッとつけてうるおいを逃がさないハンドクリームです。
資生堂尿素10%クリーム
資生堂の「尿素10%クリーム」は、保湿効果が長く続くハンドクリームです。
かかとや膝の固くなった部分に効果的で、指先のガサガサに悩む人にもおすすめ。
尿素とヒアルロン酸・スクワランも配合し、徹底的に保湿に重点を置いた美容系尿素クリームです。
サラッとしたつけ心地で、ベタベタしないので夏も快適に使用OK。1年中いつでも乾燥しているという人は、冬だけでなく夏もこまめに使うのがいいでしょう。このハンドクリームはジャー入り100gの商品がありコスパも良好、通年ずっと尿素入りクリームを使いたいなら、価格面も重視して選びましょう。