最近ではインターネットを使ってタオルを購入する方が増えています。
楽天市場やamazonなどの大手ショッピングモールにもタオルメーカーが直販店をオープンしたりしていますよね。このおかげで上質なタオルを入手しやすくなっているわけですが、実際に触っていないものを購入するのって難しいですよね。
特に肌触り重視の方はちょっとしたニュアンスを確認したいでしょうから、完璧なものを選ぶのは難しいと感じていらっしゃるでしょう。
今回はタオルの説明にありがちな解説用語とそれから予想される触り心地や機能についてメリット・デメリットを紹介します。
タオルの商品説明でみる解説用語
それでは、わかりにくいタオルの専門的な用語から、感触を予想するための単語集をみていきましょう。
無撚糸
タオルのパイルに使用される糸の捻りが少なく、コットンの綿っぽさを感じることができる。
無撚糸のメリット
フワフワ柔らかい
温かい感触
吸水の速度が速く、触れたらお水を吸う
無撚糸のデメリット
耐久性が低い
たくさんのお水を吸うと濡れた感触が出やすい
細番手
パイルを作る糸が細いものを使っているという意味。ごく一般的なタオルですと20番手程度が使われ、30番手、40番手と番号が大きくなるごとに糸が細くなっていくことを示します。
厳密には細番手とは80番手以上を示す単語のようですが、タオルの場合には40番手でも「より細い番手」として使われることもあります。
細番手のメリット
触り心地が滑らかになる
吸水力がややアップする
上質なコットンが使われている可能性が高い
細番手のデメリット
水を吸収すると濡れた感触を感じやすい
拭き心地物足りなさがあるかも
オーガニックコットン
子供や肌を気にする女性を中心に人気のあるオーガニックコットンのタオル。元々オーガニックのものはコットン自体に油分が含まれているという性質があります。
オーガニックコットンのメリット
農薬や化学肥料が既定期間使われていないため安心
タオル自体に優しい印象がある
しっとりとした潤いある触り心地
オーガニックコットンのデメリット
安いものは肌触りよくない
吸水性が低いものも多い
長繊維綿・超長綿
糸を作る原料となる綿花の繊維の長さの表現。国際的な統一はされていないものの、アメリカなどはしっかりと科学的判定基準が設けられています。
アメリカの例をとってみると、長繊維綿は1・4/32~1・10/32インチ(33.3mm)までのものを指し、それ以上のものを超長綿とします。
最高品質である超長綿として認められているブランド綿としては海島綿、スビン、ギザ45、新疆綿などが有名。
超長綿のメリット
タオルが滑らかな触り心地
毛羽落ちが少ない
光沢ある見た目
超長綿のデメリット
高価になりやすい
パイルが長い・ロングパイル
タオルの種類の中でも最も一般的な輪のようになった糸が並ぶパイル地の長さが長いものをいう。
ロングパイルのメリット
ボリュームが出てフカフカ
吸水速度が上がる
ロングパイルのデメリット
パイルの密度が高くないと濡れたときに倒れる
糸抜けなど耐久性が低くなる
先晒し先染め
一般的なタオルの場合には、糸をタオル上に織った後に染色して完成します。多くの今治タオルでは織り上げる前の糸を晒し、染め、糊付けを行ってからタオルを織るという手法が使われます。
先晒し先染めのメリット
仕上がりのタオルが柔らかさを持つ
ジャカード織りのタオルが作れる
先晒し先染めのデメリット
産地が限定されるため、高価になる可能性あり
まとめ
今回は特にタオルの触り心地に影響が大きい専門用語や解説に使われる単語についてまとめてみました。
ここで紹介したものは確かに結局はバランスでできているものになります。基準となる良いタオルを一枚知っておくと、良いでしょう。
現時点のオススメは、育てるタオル、トゥルータオル、エアーかおる。このあたりは今人気で話題性もあり、使い心地が良いので上質なタオルを経験したことがない方の最初の一枚としてオススメです。