国内トップレベルの硬さ「あえてカタいタオル/バリカタ」の実力確認【口コミ＆レビュー】

特徴がとがっているタオルは実に興味深い。数あるタオルを使い比べてみると特に強く感じるようになってきました。

毛羽落ちしない、乾きやすい、柔らかい、フワフワなど誰しもがいいタオルとイメージできるタオルは世の中に多く出回っています。

今回は、聞いただけでは良いタオルなの？と疑問に思える「あえてカタいタオル」というブランドタオルを紹介します。

実は硬さを売りにした、あえてカタいタオルも正真正銘の今治タオルです。

今治タオル「あえてカタいタオル」の評価

今治タオルメーカーのハートウエルの製造する「あえてカタいタオル」は、その名の硬いタオル。

しっかり撚られた糸を使って、身体に触れたときにしっかりとタオルの感触が残るように設計されています。このカタいタオルは2段階の硬さがあります。

1. KATA（カタ）
2. BARIKATA（バリカタ）

KATAの方が一般的な硬いとされるタオルに近いイメージ、BARIKATAはさらに硬さを追求したモデルとなります。今回は最高に硬いタオルを体験するために、BARIKATAの購入をしてみました。

硬いといっても、使われている素材は綿100％。特殊な構造によって肌触りの強さを引き出しているようです。

周囲をラップ糸で巻く二重構造のコットン糸を採用。特殊構造が糸にハリとコシを与え、タオルとしての硬さを生み出しているんですね。糸メーカーさんのすごい技術力。さすが国産です。

今治のタオルメーカーが作る高品質のタオルですから、しっかりと「今治タオル」ブランドのタグ付きです。しっかり認められたものですから、ちょっとしたプレゼントにも使えます。ただし、梱包は簡易的なので親しい間柄のプチギフトまでに留めてください。

タグがフックに掛けられる仕様

フェイスタオルの長い辺のちょうど真ん中に「BARIKATA」と書かれたタグがついていますが、これはフックに引っ掛けるためのループとなっています。

オシャレに見えるローマ字のタオルの名前と、シンプルなデザインで見た目はなかなか良い。特に10～20代の男性向けに良いでしょう。

大きさはバスタオルとフェイスタオルのほかに、細長いサイズのスリムバスタオルがあります。ちょうどバスタオルの半分の大きさになりますし、元々乾きやすいタオルですので、省スペースで干したい方には便利でしょう。

今治タオル「あえてカタいタオル」の特性を調べてみました

点数こそ低いように見えますが、硬いタオルを使いたいという方にはこれ以上のタオルはないでしょう。

ゴワっと感触にしっかり存在感を感じられる一枚になっています。

さわり心地

自ら「カタい」と言うとおりに、ゴワゴワ感を感じます。

肌への刺激を求める方は「バリカタ」でも良さそう。個人的にはもう少しだけ柔らかい方が好きですね。

吸水性

吸水は十分に速いです。ただ、保水力は低いですね。100ｍLのお水を垂らして59.5ｍLの吸水。やはり硬めに撚られている糸なので空気がタオル内に少ないためでしょう。

このタオルで髪を拭いては感触がわかりにくいですので、フェイスタオルならメンズの洗顔用が良さそうです。また、ゴシゴシ感がほしい方はバスタオルを購入して身体を拭く用に使うのがオススメ。

やわらかさ

バリカタということでこれ以上硬いタオルはなかなか見ませんね。硬くしっかりしているこのカタいタオルですが、重さにすると平均的なフェイスタオル。

ふっくら感がないということは、薄手と言うことになるのですが意外と厚みは感じるのですよね。硬すぎるを目指したタオルは、他のフワフワ系とは数値の印象が違います。

弾力

さわり心地こそ硬いですが、やわらかさで記載した通り薄めのタオル。弾力はそこまで高くありません。

糸くず

パイルの大きさや密度が均一になっているのが確認されています。また、糸の構造のためでしょうか糸抜けや毛羽落ちは少なかったです。

強く織れるというメリットを生かした高耐久力のタオルのひとつと感じます。

濃い色を購入したためかやや色落ちが気になりました。

まとめ

今回は今治タオルの「あえてカタいタオル」のバリカタを使ってみました。

名前に偽りはなく、ゴワゴワと刺激の強いタオルでした。

せっかく感触がしっかりしたタイプですので、手拭きや髪を拭くのに使ってはもったいないという印象。バスタオルで身体を拭いたり、洗顔後に顔を拭いたりと直接肌に触れる用途で楽しみましょう。

また、肌に優しいボディタオルやあかすりとして使っても良さそう。このタオルはある程度の大人の男性用ですね。ご家族へのプレゼントにもどうぞ。