結婚した後に夫婦として初めてすることが、結婚祝いをいただいた方々へのお返しです。
お返しを「結婚内祝」としてお贈りすることが多いので、ここでは結婚内祝いの注意点およびマナーをご紹介します。さらに「結婚内祝」によく使われるタオルギフトの選び方も伝授。これでもう、結婚内祝は完璧です。
結婚祝いのお返しにふさわしいタオル選び
結婚祝いのお返しとしての「結婚内祝」。お品物で返すと言っても、何を選ぶの?と思うかもしれません。
昔は結婚祝いのお返しなので形に残るものがいいと言われていましたが、今はお菓子やタオルなどの消耗品であっても特に問題はないとされています。とはいえ、どんなタオルでもいいというわけにはいきません。
実用的なお品物だけにごく普通のタオルをお送りするのではなく、自分なら購入するのにはもったいないかもと考えるレベルでしたら喜んでもらえるでしょう。とにかく高品質が高いこととちょっと高額でもセンスの良いタオルを選ぶといいでしょう。
具体的には良く知られたタオルブランドやオーガニックコットン100%のタオル、素材として高品質の綿花を使っているタオルなどがおすすめです。
タオルを結婚内祝いとして贈るのは定番。
失敗しない贈り物として人気があります。
贈り先の家族構成を考えて、ご夫婦用に高級バスタオルセットを選んだり、小さな子供さんがいるお宅ならお母さんと子供さんが使いやすいハンドタオルとフェイスタオルのセットを選んだりするのも贈り先に喜んでいただけるポイントです。
「結婚内祝」だからと固く考えすぎずに、結婚を祝っていただいたお礼の気持ちを形にしてお贈りするというように考えると、贈り先にぴったりのタオルギフトを選べますよ。
「結婚内祝」のマナーとタブーについて
「結婚内祝」とは、本来はおめでたい結婚の「福」を裾分けするもの。
ですが、最近では結婚式に招待しない・結婚式には出席されない方からお祝いをいただいた場合のお返しとしての意味がメインになってきています。
結婚内祝いのマナー
結婚式に出席されていない方からお祝いの品を頂くことがあれば、まずはじめにやるべきことは3日以内にお礼を伝えましょう。
お礼状をお出しするのが正式ですが、電話でもかまいません。方法よりもお祝いを頂いた後に、なるべく早くお礼をすることが大切です。
そして結婚内祝いを贈るのは、結婚式が終わってからのタイミングにしましょう。
金額がつりあえば、結婚式の引き出物をそのまま内祝いとしてお贈りすることもできます。
その場合は贈り忘れがないように、引き出物と一緒に発注して、配送を手配しておくと安心。また結婚内祝いとして品物をお送りする時には、品物と一緒にお礼状を同封することをお忘れなく。
これは最低限のマナーになります。
「結婚内祝」のお品物としてはタオルなどがふさわしく、逆に靴下など身に着けるものは避けたほうが良いでしょう。刃物などのお品物をNGと感じる方もいますので、縁起を担ぐ方へのお品物選びには注意が必要です。
「結婚内祝」の相場について
「結婚内祝」の予算目安は、頂いたお祝いの2分の1から3分の1くらいです。
現金でお祝いをいただいた場合は目安金額が分かりやすいのですが、品物でいただいた場合は困りますね。
お品物の場合は、ネットなどで同じタイプの品を調べて、だいたいの金額を知っておきましょう。
ちなみに、たとえ現金もしくは商品券などでお祝いをいただいたとしても、「結婚内祝」はお品物でお贈りするのが一般的です。気になる場合は、カタログギフトをお贈りしておきましょう。
「結婚内祝」の熨斗・かけ紙は「内のし」か「外のし」か
「結婚内祝」の熨斗は、基本的には「内のし」がいいと覚えておきましょう。
内祝いとは本来はお祝い事のお裾分けという意味ですから、大々的にのしを外側に出す「外のし」は強すぎると感じる人もいるからです。
内祝いである以上は控えめな「内のし」が一般的に受け入れられやすい方式でしょう。
ただし正確に決まっているものではないので、内祝いを直接手渡しする人には「外のし」、配送するなら「内のし」にしてもかまいません。また結婚内祝いの水引は紅白のもので、本数は10本を使います。
水引は「結びきり」です。
結婚は繰り返すべきではない慶事のため、二度と繰り返さないという意味の「結びきり」になります。
表書きは「内祝」または「寿」と書き、のし下に結婚後の改姓後の名前(新姓)もしくは夫婦の連名を書きます。