毎日使うタオルは消耗品。わかっていても、取り換え時のタイミングって分かりにくいですね。
まだまだ使える気がして、処分するのももったいないとなかなか捨てるまでに踏み切れない方に、タオルの買い替え時タイミングのチェックポイントをご紹介します。
また、古いタオルの処分方法もお教えしますので、最後まで大切に使い切って買い時を決断しましょう。
こうなったらタオルは取り換えよう!チェックポイント3つ
タオルに黒カビが発生した時
タオルは清潔が重要です。白いタオルをふと見て、黒い点々があったとしたら、それはカビです。
タオルはパイルが表面にあるので気がつきにくいのですが、パイルの下の生地をよく見てみるとカビがついていることがあります。
タオルにいったん黒カビがついてしまうと、通常のお洗濯ではカビを消すことが非常に難しいです。このような状況になったら、対処方法もあるのですが、気持ちよく使うために新しいタオルに取り換えるタイミングと考えるのはオススメ。
とても気に入っているタオルだったり、高価なタオルでまだ使いたいと思う場合は、漂白剤につけてみる・熱湯で煮沸して「煮洗い」をする、などのカビ対策にチャレンジしましょう。漂白剤や煮沸では、すでについてしまったカビが消える保証はありませんが、新しくカビが増えることを防ぐことはできるでしょう。
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パイルがへたりきっている
もしカビが生えておらず、使用に耐えると思われるタオルであっても、手ざわりが硬くてゴワゴワし始めたら処分したほうがいいタイミング。
タオルは顔や手が直接触れるものですから、手ざわりは非常に大事なチェックポイントです。最初はふんわりしていたのにゴワゴワしたものは吸水性も大きく低下しています。
タオルのふんわり感は、主にパイルと呼ばれるループ状の繊維によってつくられますが、何度もお洗濯を繰り返して天日で干していると、しだいにタオルのパイルがへたってゴワゴワするものなんです。もちろんタオルの中には、特殊な織り方やコットン糸を使用して、お洗濯を繰り返せば繰り返すほど繊維のなかに空気が入りやすくなり、ふんわり感が長く続くタイプのものもありますがこれは特別。
大体30回程度のお洗濯をすると手ざわりが変わってくると言われます。手で触れてみて、パイルに柔らかさを感じなくなったら取り換えを検討し始めましょう。
嫌なにおいが取れなくなった
生乾きになっている洗濯ものの嫌な臭いは、雑菌が原因です。タオルや衣類にこの臭いがついてしまうと、そのあとどれほどお洗濯を繰り返しても臭いが取れにくくなります。
熱湯でタオルをぐつぐつと煮るとある程度は臭いが軽減されますが、顔に直接触れるタオルですから臭いは気になりますよね。
殺菌をしてよく乾かしたあとはでも、手を拭いた後に臭うようになったら菌が中まで多くいる状態。新しいタオルの買い時になります。
もう寿命のタオルを罪悪感なく捨てる方法
家の大掃除:普段掃除しない汚れた部分に
古いタオルであっても捨てにくいという方は、お掃除などでタオルを徹底的に使い尽してあげましょう。
家の大掃除をしていると、掃除するだけで雑巾ごと処分するしかなくなる場所があります。
汚れやすい玄関のタタキやサッシの溝、つねに外気にふれている網戸の外側、油汚れのついた換気扇などがその一例です。普段こまめにお掃除をしていてもキレイになりにくい部分は、古いタオルで徹底的に拭くのがおすすめ。これで処分するタオルだと思えば汚れを気にせず存分に掃除ができますよね。タオルをただ処分するだけでないので、大切にしている感覚がありますし満足感があります。
胃腸風邪など病気時の処理
ウィルスが原因で家族内で感染しやすい胃腸風邪。家庭内感染を予防するには塩素系漂白剤で掃除するのが効果的だと言われます。しかし、困るのは掃除した後の雑巾の処分方法。
このような場面でゴワゴワになってしまったタオルで掃除して、ビニール袋などに密封してタオルごと処分してしまうのが良いです。
胃腸風邪の時はとにかく消毒と掃除でさらに広がることを防ぐことが大切。もう処分しなくてはいけないが思いきれない古タオルを一気にまとめて処分するチャンスと考えましょう。
ペットの粗相の掃除用
ペットの粗相も、古いタオルを使って処分するチャンスです。
小さくてまだトイレのしつけができていないペットの場合、家中のあちこちで粗相をしてしまいますよね。トイレシートなどでも片づけはできますが、ここにタオルを使ってあげても良いのです。
適度な厚みのあるタオルはトイレシートよりも安心感があります。お洗濯の繰り返しで風合いが悪くなったとしても、ペットのおしっこくらいでしたら十分に吸水ができるもの。安心して使えます。