「東北コットンプロジェクト」は、大きな被害のあった東日本大震災のあと、東北支援のために始まったプロジェクトです。東京や大阪のアパレル企業が提案・賛同し、宮城県沿岸部の農家とともに綿花栽培を開始。津波のために稲作に向かなくなった土地でも、塩害に強い綿花が栽培できることから、新しい産業を生み出そうというものです。
当初は18団体で始まり、現在では80社以上の企業・アパレルメーカーが参加するだけでなく、東北の地域や地元企業、学校などにも広がっています。東北の復興支援を基盤として、産地が加工・販売・流通などをおこなう「農業の六次産業化」、環境や地域に配慮した小委活動「エシカル消費」などにも深くかかわるようになりました。
2016年の時点で、綿花の収穫量は1トンを超えるほどになり、また東北コットンプロジェクトの綿花を利用した商品も多数開発されています。シャツ・ジーンズ・手ぬぐいなどにくわえて、高品質の東北コットンを使ったタオルアイテムも大人気。支援の気持ちをオシャレに表現できるため、ギフトなどにも多用されています。
東北コットンプロジェクト・タオル商品紹介
わたぐもタオル(天衣無縫)
「わたぐもタオル」は、オーガニックコットンと東北コットンのブレンド糸で作ったふんわりタオルです。オリジナルの甘撚り糸を使い、国産タオルの名産地・愛媛県今治市で毛違いジャガード織りにしました。「毛違いジャガード織り」は今治の伝統的なタオル技法で、色の異なる縦糸と横糸を交互に織ることで、デザインを表現するものです。
こちらのタオルでは、東北の澄み切った青空にぽっかりと浮かぶ愛らしい綿雲が印象的。
サイズ展開も豊富で、身にタオル・ウォッシュタオル・フェイスタオル・バスタオルがあり、単品づかいはもちろん、シリーズで購入してインテリアの差し色にするのもステキです。ほんわりふんわりした東北の空気感が伝わる一枚です。
JAL オリジナル浮世絵風ハンドタオル 2017
「東北コットンプロジェクト」にコットンを使った、和風ハンドタオルです。日本のフラッグキャリアであるJALがオリジナル開発した商品で、タオルデザインは数々の企業やアパレルメーカーとコラボしているデザイナー「Yu Suda」によるもの。
ユーモアとピリッとしたシニカルさが入り混じった絵柄で、大人っぽい和風ハンドタオルです。
素材は表地がガーゼで、裏地はタオル素材。吸水性にすぐれ、速乾性もある上に、柔らかく肌ストレスが少ないのが特徴。さらにこのハンドタオルは、JALグループ社員ボランティアが、東北の畑に行って種まきや収穫作業に参加したうえで生まれました。まさに東北支援のアイテムです。
東北コットンプロジェクトハンカチ「Ayumu Towel」 歩むタオル
「Ayumu Towel 歩むタオル」は、東北コットンを使ったハンカチタオル。素材は表がガーゼで、裏は吸水性のよいパイルになっており、やさしい手ざわりと機能性を一枚であわせ持っています。表面のガーゼはカラフルなデザインで、それぞれ東北6県をイメージした絵柄です。
青森県のリンゴ+こぎん刺し、秋田県の秋田犬、岩手県の観光地をイメージしたもの、山形県のサクランボ、宮城県の松+家紋柄、そして福島県のカラフルなストライプなど、どれもとってもスタイリッシュ。
東北らしい素朴で温かみのあるデザインなので、毎日持ち歩くのが楽しくなります。ちなみに、福島県のカラフルストライプ柄は、男性にもぴったり。プチギフトにおすすめ。素材・デザインともにオシャレな「東北支援」をあらわすタオルハンカチです。
東北コットンハーフケット IY-1656
「東北コットンハーフケット」は、東北コットンの糸を素材の一部に使った柔らかいブランケットです。
ピンクとブルーのやさしい柄で縦糸も横糸も綿100%の綿毛布なので、肌ざわりもフンワリ柔らか。さらに綿毛布は通勤性にすぐれ、ポリエステルやアクリル毛布と違って吸水性があるために夏でも心地よく使えます。
保温性はそれほど高くありませんが、冬は羽毛布団の中に使うことで静電気も発生せずに快適。暑すぎず蒸れすぎず、一年を通してずっと使えるブランケットです。「ハーフケット」とはいえ、サイズは140×100センチと十分。自宅で洗える綿毛布は敏感肌の女性からも人気があり、カラー違いでリピート購入するのもおすすめです。