タオル専門サイト「タオルラボ」が100円ショップセリア「Seria」で購入できるタオル評価していきます。
高級タオルと同様にさわり心地や吸水性などの観点から評価していきます。
ポップなデザインが多いのがセリアの特徴
100円均一の人気店セリアは可愛い雑貨や女性に嬉しいデザインが豊富なお店。タオルについても比較的ポップな柄物が多いです。
今回はあえて素材に注目した人気のあるフェイスタオルをチョイスしてきました。エントリーしたのは以下のタオルです。
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セリアのフェイスタオル評価一覧
商品名 | 毛羽が少ないフェイスタオル | ふんわりフェイスタオル | Face Towel | 無撚糸フェイスタオル |
価格 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 |
特徴 | パイル短く、密度低い | しっとり・モチモチ | パイル短く、密度低い | 薄め、サラサラ |
素材 | 綿100% | ポリエステル85%・ナイロン15% | 綿90%・ポリエステル5%・レーヨン5% | 綿100% |
サイズ | 34×80㎝ | 28×70㎝ | 34×75㎝ | 30×73㎝ |
製造国 | バングラデッシュ | 中国製 | 中国製 | 中国製 |
タオル評価 |
大きさを比較してみたいと思います。「毛羽が少ない」と「Face Towel」は標準的な大きさですが、「ふんわりフェイスタオル」と「無撚糸」はフェイスタオルという割には小さく感じます。
全体的に長方形がゆがんでいて、ややミシンの張力があっていないのかなと感じる出来栄え。裁断と縫製だけで判断するなら、唯一バングラデッシュ製となっている毛羽が少ないフェイスタオルかなとは思います。(性能を加えると別の結果となります。)
毛羽が少ないフェイスタオル
以前も同じシリーズを試しましたが、今回も評価は低めです。前に評価したときの記事では「THE・安いタオル」と酷評してしまいましたが、昔の自分と好みは変わらないようです。開発者の方、ごめんなさい。
一回り小さくて良いのでもう少し、糸のさわり心地を意識した織りにして欲しいです。
カラーバリエーションが多く、その点は評価できます。使い捨てする用途や汚れやすい作業の時のタオルとしては便利かもしれません。
パイル密度が低く、薄いのでペチャンコタオルが好きな方のみご使用をおすすめします。毛羽落ちが少ないというが、使っている糸が元々少ないという意味なのではと感じてしまいます。
素材:綿100%
サイズ:34×80cm
製造国:バングラデッシュ
カラー:ホワイト・ベージュ・ラグーン・ブラック・ピンクなど色は豊富
吸水量や色落ちについて
セリアの毛羽が少ないフェイスタオルは乾燥時66g⇒吸水後154g
2.33倍の重量になります。タオルに使われているコットンが少なく、密度が低いため保水はいまひとつ。濃い色は色落ち確認されますが、水色(LAGOON)ではわかりませんでした。
ふんわりフェイスタオル
アースカラーというくすんだ紫の色をえらんでみましたが、落ち着いている雰囲気でデザインは好印象。
また、縁がすべてステッチでほつれにくいように処理されていて、これもモコモコして可愛い。ただ、端の部分がはみ出ているなど、100円クオリティを感じるのはいたしかたなしか。
比較的もっちりとした弾力をもっていて、タオルとして触って気持ちいいものをセリアで選ぶとしたら「ふんわりフェイスタオル」がオススメです。
カラーバリエーションは多いのですが色の系統で「ベーシック」「アースカラー」「パステル」が存在します。今回はアースカラーの中の紫色を選びました。
素材:ポリエステル85%・ナイロン15%
サイズ:28×70cm
製造国:中国
カラー:ベーシック・アースカラー・パステル・柄物など豊富な種類あり
吸水量や色落ちについて
セリアのふんわりフェイスタオルは乾燥時51g⇒吸水後132g
2.59倍の重量になります。フワフワの毛は濡れると倒れますね。絞りやすく乾きやすいので案外便利かも。色落ちは確認されていません。
Face Towel
色々な柄物がラインナップにある、セリアの中心的なタオルシリーズと見受けられます。今回はストライプ柄を購入してチェックしました。
パイルの密度や軽さ具合は「毛羽が少ないフェイスタオル」と似ているけれど、さわり心地はややこちらの方がしっとりしている感触です。
これは使われている糸の5%にレーヨンが使用されているため。レーヨンは絹のような質感で、水分を含んだようなしっとり感を付与するのに向いている素材。化学繊維が苦手でなければ、使っても良いでしょう。
ただ、「Face Towel」は毛羽落ちが半端ない!
濡らして絞るだけで手に違和感が出るほどの毛羽が付いていました。ちょっとこれはおすすめできない。
薄手で吸水の速度はあるものの、吸水力は低いため髪の毛を拭いたりする用途には不向き。何に使うのがいいのだろう。
吸水量や色落ちについて
セリアの「Face Towel」は乾燥時61g⇒吸水後137g
2.59倍の重量になります。色落ちは薄い色なので確認できませんでしたが、このタオルは毛羽落ち問題があるので使用オススメできないです。レーヨン入りでさわり心地は良いのに、糸の品質が良くないのですよね、きっと。もったいない。
ちなみに、感想時の感触が良いのですが、この質感でより分厚く贅沢にした高級タイプが「ヒポポタマス」のタオルが近いです。ブランド物だけあって、しっとりしていて包まれるような感覚が魅力でギフト用としても人気があります。
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無撚糸フェイスタオル
一番タオルらしいタオルという印象。やや大きさは小さいのですが、さわり心地も悪くない。
ここでの無撚糸(むねんし)とはパイルに使われている糸がほとんど捻られずに作られていて、肌触りを良くしたタイプのことを指します。肌触りと吸水性が上がる一方で、デメリットとして濡れた感触と耐久性の低さが出てきてしまいます。
その場で使いたいとか、あるいは数回使って満足という使い方なら良いでしょう。
無撚糸タオルは雑巾にするのはオススメできません。引っ掛かりが多くなり毛羽落ちもなかなかしやすいので、私はストレスを感じてしまいます。
吸水量や色落ちについて
セリアの「無撚糸フェイスタオル」は乾燥時53g⇒吸水後125g
2.36倍の重量まで吸水します。このタオルは使い始めは水をはじくので、数回洗ってからが本領発揮という感じ。無撚糸タオル自体の耐久性もそこまで高くないので、実質快適に使える期間は短めですね。
まとめ
今回は100円均一ショップの「セリア」の人気フェイスタオルについて評価してみました。
購入して100円以上の価値があるのは、
ふんわりフェイスタオル・無撚糸フェイスタオル
この2つです。特にポリエステルの感触が嫌いでなければ、ふんわりフェイスタオルのモチモチ感触は気持ちよいはずです。また、色も深みのあるタオルが多いのでまとめて購入して並べても雰囲気がでます。
無撚糸フェイスタオルは綿100%で購入するならという感じ。低価格帯で探すなら、カインズのタオルを購入して欲しいかな。
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