ガーゼタオルの特徴は?
タオルの素材はたくさんありますが、女性の中で最近人気が高まっているのがガーゼタオルです。ガーゼとは、綿糸を粗めの平織りにした布のことをいいます。
まずはタオルの素材としてのガーゼの魅力に迫っていきましょう。
柔らかい
糸を平織りにしたシンプルなガーゼなので、パイルのタオルと比較すると凸凹が小さくなるのが特徴になります。この凸凹の少なさが、なめらかなさわり心地の理由。赤ちゃんのデリケートな肌を傷つけずに使えますし、敏感肌の女性からも人気があります。
また、織りも粗めということで空気をたくさん含みやすくとても柔らかいのです。使い込むほどに糸が程よくほつれてきて、表面がフワフワした感触に変化していくのも面白い。
速乾性が高い
非常に目が粗い平織りのため、空気がタオル素材の中を良く通過することができるため、普通のタオルと比較すると乾きは速いです。
洗濯物を干すときにしっかりとバタバタと振るだけでも、表面が少し乾いたように変化するほど。
伸縮性が高い
織り方による効果ですが、弾力を増さずに伸縮性が高いというのがガーゼタオルの特徴です。シンプルな構造を組み合わせているだけなので、引っ張りに対して追従するような動きになるのです。
重ね回数が少ないガーゼタオルはまとうような感覚のあるタオルに仕上がっていることが多いです。
また、この特徴は型崩れしやすいということでもありますので、お洗濯のときに気になる人はしっかりケアをしましょう。自宅で自分が使う分には満足度は高いと思います。
吸水性は自由自在に設計される
ガーゼタオルはガーゼ1枚だけですと、吸水量はいくらコットンを使用しているからといって高くはありません。
そのためガーゼタオルを作るときにはガーゼを何枚も重ね合わせて作れられます。重ねて縫い合わせることで内部に空気を含ませることができるのです。吸水力をアップさせたければ太い糸を使ったり、ガーゼ枚数を増やすなどの構成にすれば、自由に特性を変えることができるのです。
ガーゼの重ね回数と使い道について
ガーゼはごく薄い生地をかさねることで、さまざまな風合いを持たせることができます。
重ねる枚数は多いほどに吸水性が高くなり保温性が上がります。バスタオルに使ったときの安心感は何枚から出てくるのか実際に調べてみました。
1重・3重・6重のガーゼのバスタオルを比較してみた
バスタオルサイズと販売されても、慣れていないとガーゼタオルじゃ足りなのではないかと心配で一歩踏み出せない方も多いと思います。今回は重ねなしのガーゼタオルと3重ガーゼタオル、6重ガーゼタオルの3種類を使って何枚重ねから使い心地が良くなるかを検証してみました。
- ダブルガーゼバスタオル
- KuSu POP paletone 3重ガーゼバスタオル
- cumuco(クムコ)和さらし6重織ガーゼ
ここでのダブルガーゼとは商品名で、両面がガーゼになっているというものです。太目の糸で作られており、しかも国産泉州製で品質が高いと評判のもの。もうひとつは三河木綿を使ったガーゼを重ねて織る技術に優れたcumucoのタオルです。
左の緑色の方がダブルガーゼタオル、右の紺色が和さらし6重織ガーゼになります。6重のものは表面が目が粗くなっていますが、これは通気性アップやさわり心地のために表面の層を使っているためです。
使い込むほどにこの部分が柔らかくなっていき、さわり心地がアップします。
6重のガーゼタオルと1重のガーゼタオルの厚みを比較していきます。同じように畳んだ時、6重の厚みは1重と比較しておよそ2.0~2.5倍の厚みになっていることがわかります。この厚みの分は空気と糸でしかないので、保水力は断然6重ガーゼが高いことが見て取れますね。
ダブルガーゼタオルは保水する力が少ないためか、大きさがやや大きく設計されていました。これほどコンパクトに畳めるバスタオルはないという点において、このタオルも使い道はあると思います。
結果を見ると、やはり6重の方が保水の観点から優れているといえます。単純に体についた水分を拭ければ良いと考える方であれば、乾燥させやすいダブルガーゼでもいいのでしょうが、濡れた感覚がどうしても不快でした。パイルタオル派の方は、5重タオル以上のものから購入すると良いと思います。
今回使用したタオルは以下から購入しました。気になる方はどうぞ。
⇒1重ガーゼのダブルガーゼ 価格:1,243円(税込)
⇒3重ガーゼのタオル 価格:1,854(税込)
⇒6重ガーゼのタオル 価格:3,630円(税込)
ガーゼタオルの使い道
ガーゼタオルを使ったことがない方にとって、どんな風に使うのがよいのかわかりにくいところもあるでしょう。
実際のガーゼタオル愛用者の方にどのように使っているのか、オススメの使い道について口コミ紹介してもらいました。
3重ガーゼタオルのバスタオル
ガーゼタオルを湯あがり用にするのは基本中の基本。口コミを確認していると3重ガーゼからバスタオルに使用している方が徐々に増えており、5重ガーゼが最も人気があるようです。5重が多いのは商品数が多いからだと想定しますが、今回レビューした6重織はパイルと比較しても吸水に遜色ないためオススメです。
ガーゼタオル使用者の感想を見ると、
など、やはり速乾性にも魅力を感じている方が一定数いました。
外出用・旅用のタオルとして
ガーゼタオルは薄手で畳みやすいので、外出する時のカバンの中でかさばらないというメリットがあります。旅行やジム、プールなどカバンに入れて持ち歩くという場面での口コミも多いです。
と肌触りの良さから手放せない方もいらっしゃるようでした。
ガーゼのキッチンタオル
ガーゼタオルはキッチンでも役立つと評判です。
洗うほどに中のガーゼがよれてきて吸水力もアップする点が好まれる理由です。また、手に繊維がつきにくいのも食べ物の近くならではのメリットとなるのではないでしょうか。実際の感想をみると
と熱を込めてコメントくださっているのが印象的。
まとめ
ガーゼタオルの良さや使い方についてお話してきました。
近年人気が出てきているガーゼタオルは肌ざわりもいいですし、速乾性にも優れているので、使いやすいのが人気の理由と言うことがわかりました。
冬でも洗濯後にすぐ乾き、夏もしっかりお水を吸ってくれる。季節に関係なく、いつでもどこでも持ち運んで使える収納力の高さも嬉しいポイント。
重ねる枚数やメーカーによって触り心地が色々変わって奥が深い。ガーゼタオルの魅力を味わってみませんか?