ギフトのルールは忘れてしまうもの
贈り物をいざ贈ろうと思ったときに、
あれ表書きはなんて書けばいいんだっけ?
と間違ってはいけないしきたりの多い日本のマナーは結構大変ですよね。
私もそのたびに本屋へ行ってマナー教本を買ったり、ネットで情報を取ったりとしていました。
このHPは私の好みでどんな行事でも使いやすいタオルギフトについては詳しくまとめているので、どうやって贈ればいいのかさえ人目でわかるようにしておけば簡単に注文できるじゃないかと。自分の覚書に使っているので、これが皆さんのお役に立てれば光栄です。
お祝い事の水引と表書きのルール
結婚祝い
水引:金銀または紅白・結び切り
のし:あり
表書き:寿・御祝・御結婚御祝
お渡しする時期:結婚式の1ヶ月前~10日前の間。お祝い金をお渡しする場合のみ当日でも可能。
出産祝い
水引:紅白・蝶結び
のし:あり
表書き:御出産御祝・御安産御祝・御祝
お渡しする時期:出産後1週間~1ヶ月の間。
出産祝いに遅れてしまった場合
お渡しする時期が決まっているなか、どうしても1ヶ月を過ぎてしまったという場合には2~3か月であれば遅れても出産祝いとした方が良いでしょう。ただしそれ以上に遅くなった場合には、ハーフバースデーか1歳の誕生祝いなどに合わせてギフトをお渡しすると良いです。
長寿のお祝い(還暦祝・古希祝など)
水引:金銀または紅白・蝶結び
のし:あり
表書き:祝還暦・祝古希など賀寿の名称に合わせて
お渡しする時期:その年の初めか、誕生日前あるいは当日にお渡しするのが良い。還暦祝いは満年齢、それ以外は数え年でお祝いしましょう。
新築祝い
水引:紅白・蝶結び
のし:あり
表書き:新築御祝・祝御新居・御新築御祝
お渡しする時期:新居披露に招かれたら、その時に渡すのが基本です。
新居披露に呼ばれていない場合
家に招くタイプの方でないこともあるでしょう。その場合には家が建った日から最近では1~2ヶ月以内くらいまでの間に贈れば良いでしょう。好ましくは完成から30日といわれていますが、最近は徐々に落ち着いて必要そうな物がわかったころに本人に「お祝いしたいのだけれど、何か必要なものある?」と聞いてみても良いでしょう。
内祝い(お祝いのお返し)の水引と表書きのルール
結婚内祝い
水引:紅白結び切り
のし:あり
表書き:寿・内祝
お渡しする時期:挙式後1ヶ月以内にお渡しする。金額は半額程度の物を選びましょう。
出産内祝い
水引:紅白蝶結び
のし:あり
表書き:内祝・出産内祝・命名内祝
お渡しする時期:出産後1ヶ月以内にお渡しする。名前の部分は子供の名前を苗字なしで。
長寿祝いの内祝い
水引:紅白蝶結び
のし:あり
表書き:内祝・還暦内祝など
お渡しする時期:記念品でもよいし、本人の自筆の色紙や趣味の工芸品なども喜んでもらえる
新築祝いの内祝い
水引:紅白蝶結び
のし:あり
表書き:新築内祝
お渡しする時期:新築披露をする場合には不要な場合も多い。ご両親など近い方に相談してみましょう。
お見舞い・季節のご挨拶の水引と表書きのルール
お中元・お歳暮・お年賀
水引:紅白蝶結び
のし:あり
表書き:御中元・御歳暮・御年賀
お渡しする時期:送る時期に注意しましょう(地域によっても差がある場合がある)。お酒や生ものなどにはのしを付けないとされるものがある。
メモ
お中元は関東なら7月初旬~7月15日まで、関西の場合にはお盆を8月に行う風習が強いため、7月下旬~8月15日までに贈るのが一般的です。
一方で、お歳暮はお正月のお祝いをする準備の前、関東では12月初旬から12月31日、関西では12月13日から12月31日までに贈るのがマナーとされています。あまり年末になると忙しくなったり不在の可能性があるため12月20日くらいまでが無難でしょう。もし年内に間に合わない場合にはお歳暮ではなく「御年賀」「寒中御見舞い」としてお渡しするのがおすすめです。
目上の方へのギフト
水引:紅白蝶結び
のし:あり
表書き:拝呈・謹呈・贈呈・謝礼・謹礼など
ポイント:贈り物をする目的をはっきりとさせましょう。目上の方の好みを考えて渡せると良い。ペンや靴などタブーも多いので注意。タオルはOK。
病気お見舞い
水引:紅白結び切り
のし:なし
表書き:御見舞・お見舞い
お渡しする時期:品物はお花や果物、お菓子が一般的です。現金でもOKですが、その場合には白無地封筒もしくは赤帯入りの袋とする。