今回は本当にタオルに助けられました。
朝起きたら急に背中から首のあたりに激痛が走っていたのです。寝違えたのかとしばらく勘違いしたのですが、私の場合にはこの痛みが猫背解消の兆候でした。
それはそうですよね。何十年も猫背のままでいたのに、数日で姿勢が良く保てるようになったのですから。使わない筋肉も使うでしょうし。
今回は私に起こった猫背が改善の経験をお伝えします。
身体がまっすぐになった原因と、私が感じた猫背の方がやった方が良いことをお話ししていきます。
始まりは肩甲骨回りの筋肉の調整でした
実は私の妻は、身体を触って調子を整える技術を持っていまして、その日初めての施術を受けたのがきっかけです。これまでも、O脚や重心バランス調整をお願いしていたのですが、今回やはり姿勢が気になると言って背中の筋肉や肩甲骨回りの動きを診てくれることになったのです。
普通の指圧系マッサージは苦手な私。妻のやってくれる独特な技術は、ゆったりとしたリズムで腕や脚を動かしてもらうようなこの整体(本人は違うといっているのですが)なのです。
今回、初めて背中を触ってもらったのですが、施術当日は全く変化もなかったんですよね。いつもは、足のむくみがなくなったりと自分でははっきりと効果に気付けるのですがこの日は体感薄め。なんとなく滞りがなくなったような感覚だけがある感じ。
調整してもらったのは背骨と肩甲骨回り
猫背を治すために触ってもらったのは、肩甲骨の上とそこから背骨までつながる部分の筋肉でした。
肩甲骨から背骨に向けて、優しく圧迫するような感じで撫でていました。
首側から徐々に腰の方へ。
痛くなるほどには押し込まないように。ここで指圧マッサージのように押し込まず、動いていない筋肉を刺激するような感じだったと思います。
2日後の朝気付くと首と背中が痛い
背中の施術をした当日はもちろん、翌日も普通に過ごしていて、その日も眠りにつきました。施術から3日後の朝、ついに身体に変化が起こっていたのです。
起きてみると首が痛いのです。
その日は寝室が暑く、寝返りが変な形になっていたのでしょう、朝起きると頭がお布団から落ちてのけぞるような形になっていたのです。
この時点では、首の痛みは確実に寝違えたのだろうと思っていたのですが、身体の調子がいつもと違う。
柔らかいお布団で眠っても痛い
この首の痛みは、ちょうど筋肉痛に似ていました。けがをした時のようなものではなく、筋肉を動かすと違和感がある感じです。
きっと身体を調整してから数日間は、気付かずにいつもと違う背筋の通った姿勢だったのでしょうね。その影響が2日後に出てきた。
普通に姿勢を正していると、まったく違和感がなく過ごせるので自然とピンとしているという状態になっていきます。起きてから数時間でこのことに気付けました。
そして、一番困ったのは、普通に布団に横になったとき。私はフカフカの布団が好きなので、マットの硬さにこだわっているのですがこれが合わなくなっているのです。ここで妻に「寝ると痛いのだけど、どうすればいい?」と聞いてみました。
すると、以下の対策を教えてくれたのですが、これが大ヒット。おそらく猫背の人がこの寝方をしたら、それだけでも改善されるかもと感じるので、具体的にお伝えしますね。
そこで編み出した首腰サポートのタオル枕という技術
教えてもらったのは、背筋を伸ばした時の首と腰の緩やかなS字カーブを埋めるように詰め物をするとよいということです。
眠ったときに、柔らかいお布団だと腰落ちたり、頭の重さで首に負荷がかかるのだそう。
サポート用のタオル枕は、この背筋にかかる負担を軽減するノウハウのようです。タオルを枕として使うのは厚みをミリメートル単位で調整できるから。最近は自分にあった形に変わる枕もあって私も愛用中ですが、常に猫背が改善していく今の時期はタオルで毎日快適な場所にするほうが良いのですよね。
首部分の背筋サポートタオル枕の作り方
バスタオルを自分の頭が持ち上がらないギリギリの高さになるように丸めます。そして少し潰して、首の一点に圧力がかからないようになだらかに。
一般の枕と違って、支えるのは首の部分です。
頭が直接フローリングに接すると痛いときは、ちょっと長さを余らせてタオルの上に寝ましょう。
猫背を治しておこうとするならば、タオルを丸めた枕を作ってあげると、布団の上で眠るよりもフローリングの上で眠った方が良さそうです。
腰部分の背筋サポートタオル枕の作り方
こちらも同様に腰の部分にぴったりとハマるようにタオルをたたんでいきます。
フェイスタオルを1枚準備してください。用意したフェイスタオルの長い辺を3つ折りもしくは4つ折りに畳みます。
首のサポートは丸めていましたが、腰部分はそれに比べると範囲が広いので畳んだ方が
身長180センチの私でもちょっとしっかり目のタオルを使って腰部分の凹みにぴったり、こちらはフェイスタオルで十分です。
まとめ
今回は私の長年の悩みだった、姿勢の悪さが改善されたという体験談をお話ししました。
どんなに気を付けても姿勢が良くならないという方は、肩甲骨回りを意識して動かしてから、タオル枕をつかって固くて平らな場所で眠ると良いでしょう。
寝ている時間は一日の中でもかなりを占めるので、無理なく姿勢を改善できると思います。
また、タオル枕ってやはりいいですね、暑くて汗をかいてもすぐに洗えますし、常に汗を吸い取ってくれるので涼しいです。是非猫背を治したい方は試してみてください。