サウナでのNG・タブー行為
飲食は絶対にNG
サウナの中ではもちろん、サウナに入る前も飲酒は絶対にダメです。サウナのタブー行為の最たるものといえるでしょう。
サウナの中にお水などを持ち込み、水分補給をしながら入っている人もいますが、サウナ中で飲んだ水分はすぐに吸収されて体内の老廃物よりも先に汗となって出てしまいます。
老廃物のデトックス効果が下がるので、水分補給はサウナが終わってからお水をとるのが正解。
またサウナ後の飲酒も気持ちは分かりますが止めておきましょう。せっかく体内の老廃物を汗とともに出してスッキリしたのですから、サウナ後は水もしくはノンカフェインの飲み物で優しく水分補給。身体をいたわってお家に帰りましょう。
15分以上、サウナに入りっぱなしはNG
サウナに入っている時間は10~15分がベストだと言われます。個人差がありますが、長時間のサウナ浴はかえって体に負担がかかりすぎるので、適度なところで切り上げるのが大事です。ビギナーは特に、サウナ効果を存分にあげようとして、がまん大会のように長時間はいっているひとがいますが、これもNG。
15分以上のサウナは身体にとって大きな負担になります。
サウナ初心者の場合は、まず5分を目安にしましょう。発汗の量には個人差があり、5分では全く汗をかかないという人もいますが、この場合はいったんサウナを出て水風呂で身体を覚ましてから、再度サウナに入ればOK。
サウナと水風呂を繰り返すことを「温冷交代浴」といい、短時間のサウナ浴でも繰り返すほどに発汗量が上がっていきます。サウナに慣れないうちは5分で切り上げ、物足りない時は5分浴を繰り返す方が良いパフォーマンスを得られます。しっかりと汗をかきたいときでも15分を目安に終了することで、身体に優しい快適なサウナ浴となります。
意外と間違えるサウナでのマナー
最後はサウナにおけるマナーについてです。
濡れた体でサウナに入る・サウナ後の水風呂に直接入るのはマナー違反
サウナに入る時は、お風呂などで濡れた体をしっかりふき取ってから入ること。
これは一緒にサウナに入っている人に対する礼儀でもありますし、発汗を促す方法でもあります。身体が濡れた状態でサウナ室に入ると周囲が濡れてしまいますし、皮膚上の水分が蒸発するときに身体が冷えてしまい、発汗しにくくもなるのです。
入るまえにしっかりと身体を拭いておくことが大切です。また、サウナ後の水風呂も注意が必要。
サウナから上がったあとの水風呂では、最初に手足に水をかけ、そのあとで全身の汗をきれいに流してから水風呂に浸かります。これも清潔維持のマナーですが、急に冷たい水風呂に入ることで心臓に負担がかかることを防ぐ方法でもあります。自分を守るためにも水風呂を上手く利用しましょう。