長い髪は本当に乾かない。お風呂上りに乾かそうと思ってもなかなか終わらず、眠たい目をこすりながらサラサラの髪の毛を維持している方は多いのではないでしょうか。
髪の毛は湿っている状態での摩擦によって傷んでいくもの。湿ったまま横になったりしたらどれだけ髪の毛にダメージを与えてしまうか、想像はたやすいでしょう。
そこで、長い髪の毛でも傷ませずにサラサラを維持する髪の乾燥法を紹介しましたが、多くの反響があり「もっと早く乾かす方法はないか」というリクエストをいただきました。今回はただ髪を美しく保つだけでなく、時短が出来る髪の毛の超速乾法をお伝えします。
読者さんからの声
仕事では髪をまとめてしまうし、疲れて帰って子供をお風呂に入れて・・・自分の髪の毛は二の次。サラサラヘアにも憧れるけれど時間をかけていられないので、髪の毛を乾かす作業をとにかく時短できる方法やタオルの使い方などがあれば、ぜひ知りたいです。
この記事が役立つ人
- とにかく早く乾かしたい
- 仕事で帰りが遅くなる
- 子供がいるけれど髪の毛は綺麗に保ちたい
長年ロングヘアで芸能活動をしているという方に、髪の毛をさらに早く乾かたいという方の声を伝えたところ「乾かした髪のまとまりは保証できないけれど、髪の毛をかなり早く乾かす方法ならありますよ」とのこと。
今回はそんな髪の毛の超速乾法のノウハウをまとめてみました。
お風呂に入ったらまず洗髪!あとは吸水性のあるタオルにおまかせ
早乾きを目指すなら、真っ先に髪の毛を洗って吸水性の高いタオルを巻いておくのがオススメです。冬場は体のためにもいったん湯船で温まってからのほうが良いですが、夏場は湯船に入る前に、まず洗髪でも良いくらい。
お子さんをお風呂場に呼ぶ前に、自分の髪の毛を洗って吸水性の高いタオルでつつんでおけば、お子さんをお風呂に入れている間に髪の水分をタオルがグングン吸いとってくれます。
タオルで髪を巻く
髪の毛をフェイスタオルで包んでおくことで、吸水性の高いタオルが勝手に水分を吸収してくれます。巻き方は下の通り。
- 肩に、広げたタオルをかけます。
- 内側(手前側)になる端っこを両側から持ち上げます。
- 耳の後ろを通し輪郭に沿って持ち上げたら、額の生え際の真ん中あたりでタオルの手前側の両端を髪ゴムでしっかりまとめます。
- 残っているタオルの両端(後ろ側)を上に持ち上げながら髪の毛を中につつみこみます。
- 持ち上げたタオルの右側を左側の下に入れ込むように折りたたみ左端をその上にのせます。スーパーロングでも髪の毛がタオルの中におさまります。右と左は逆でも構いません。
ヘアターバンで簡単に髪をまとめるのも効果的
簡単に髪をまとめられてつつむこともでき、ずり落ちたりすることが無い吸水性の高いタオル地のヘアバンドやヘアターバンもあります。洗髪後に動きまわる方はつかってみるのも良いでしょう。
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サラサラヘアのことを思うとタオルを巻きっぱなしで長時間置くのはオススメしませんが、早乾きを追求するなら別の話。ドライヤーをつかうまでに、とことんタオルに水分を吸わせておくのがコツです。ドライヤー直前にゴシゴシこすって水分をとるよりも楽ちんですし髪にもやさしい方法です。
オススメのドライヤー早乾きテクニック
乾いたタオルをかぶってドライヤー
髪が短いならフェイスタオル、ロングヘアならバスタオルを頭からかぶります。乾いたタオルは特に吸水性が高いものをえらびましょう。
かぶったタオルの内側から、手ぐしをしながら温風をあてていきます。
髪が熱を持って蒸発した水分をタオルがどんどん吸っていくので普通に乾かすより断然早く乾くのです。難点は、タオルの中がサウナのようになって顔と頭がとても暑くなること。汗をかくこと前提で、熱中症予防に水を一口飲んでから気合を入れて乾かしましょう。
髪を乾かす専用のタオル手袋を使ってドライヤー
綿の軍手をして、手ぐしをしながらドライヤーをかけると早乾きできると女性の間で評判になったらしいのですが、今では軍手よりも乾かしやすいアイテムが販売されています。
かわいくて機能性の高いタオル地でつくられた髪の毛を乾かす専用の手袋は、タオルで髪の毛を拭きながら乾かす状態になるので早乾きの効果があります。
欠点は乾いたかどうかの確認が難しいこと。
この方法は手で髪の温度を確認できないので、ドライヤーをいったん置くか手袋を外すかしないといけないのです。乾ききるまでの時間がだいたい解ってきたら、タイマーをかけて手袋をつけたまま一気にドライヤーをかけてしまうのがオススメです。練習あるのみ。
ドライヤー専用の手袋
今治タオル専門店伊織が販売する専用の手袋
「伊織のヘアドライグローブ」
スーピマ綿が使われたサロン使用を想定された吸水性抜群のグローブ
「tet.(テト)のヘアドライグローブ」
ミトンタイプのヘアドライ用の手袋。この商品も生産は今治製。
「おふるん女子」
早乾きミニ知識
洗い流さないタイプのトリートメントやヘアオイルは、濡れた髪につけるのが良いのですが、濡れた髪がコーティングされ水分が飛びにくくなるため、早乾きだけを考えるなら乾かしたあと、最後の仕上げに使ったほうがよいでしょう。
ただ、洗い流さないトリートメントの中には、濡れた髪につけることで髪が乾きやすくなるという効果をうたっているミスト状のものもあるので試してみる価値あり。
さらに時短したい場合には、使うシャンプーをオールインワンに
とにかく髪を洗う時間から乾燥までを早く終わらせたい方には、オールインワンのノーシャンプーで大きく時短できます。
最近はやりの「ノープー」は、シャンプー・リンス効果も入ったクレンジングトリートメントクリーム。シャンプーからトリートメントまでを1つの工程で泡のでないシャンプーです。塗布1回、すすぎ1回でかなりの時間短縮ができます。
濡れている時間が短くてすむので、相性の良いものを見つければ髪の毛を綺麗にする効果も出ます。実際使って早乾きを実感したというものを2つ紹介します。
ラ クレム ラヴォン(ロレアル パリ )
画像:https://www.lorealparisjapan.jp/
ラ クレム ラヴォンのクレンジングクリーム「さらさらシャイン」は早乾き効果が絶大です。同シリーズは仕上がりの質感によって種類がありますが、ピンク色でベルガモットローズの香りのさらさらシャインは特に長い髪の方にオススメです。
テラムス エデンの女神
画像:石澤研究所
ノーシャンプーは海外製のものが多い中、日本のメーカーが日本製をうたって発売している自然派ノーシャンプー。地肌に良いと評判で、つかってみると早乾き効果もかなり高いです。
まとめ
忙しくて疲れている日も髪の毛だけは洗いたい時ってありますね。でも疲れているからといって、濡れたままの髪の毛で寝てしまうのは体にとっても髪にとっても最悪です。髪の毛を時短でササッと洗って乾かして、ふわふわのバスタオルやタオルケットに顔をうずめてぐっすり眠れば明日への活力も湧いてきます。
時間にも心にも余裕があるときは、乾かし方にこだわってヘアケアにもたっぷり時間をかけてみる。日々の状況に合わせていろいろなノウハウを取りいれるのも生活の知恵。
これからも生活に役立つ情報をお届けしていきます。ぜひ活用して下さい。