タオルにおいて吸水性というのは非常に大切な要素であり、タオルの有名ブランドでも商品品質のチェックで吸水性を最重視している所もあります。
バスタオル・フェイスタオルと種類は多数ありますが、毎日使用するもの。最も重要な機能は吸水性ですので、吸水性を保つようにする必要があります。吸水性を高めるためには、洗濯や柔軟剤の活用方法、干し方等のコツがあります。この情報を確認してより心地よいタオルを作り上げましょう。
タオルの吸収率の低下はなぜ落ちる?
タオルの吸水率は、使用している綿の種類、糸の編み方、パイルの長さなどに大きく影響を受けます。良いタオルは特に品質の良いタオルを柔らかく編む技術があるので、ふんわりと心地よいものに仕上がっています。
一般にタオルが水を吸いにくいときには、いかが理由として考えられます。
- (新しい場合)糊が落ちていない
- パイルが寝てしまう
- 柔軟剤との相性
- ダメージによる硬化
新しいタオルはフワフワして気持ち良いですが、吸水性が悪い事もあり、新品タオルの吸水性が悪い時はまず洗濯する事が有効になります。タオルの製造過程で糸切れを防止する策として、糊を吹きかけます。これはタオル強度を高め、ほつれを抑制したのちに糊を落とされることが一般的です。ただ、糊を流しきれない場合には、タオルの繊維の中に糊が付着してしまうために吸水性が悪い状態になります。新品の状態で吸い取り側類と感じた場合には、よく洗濯をすることで吸水力を高める事ができます。
また、長期に渡り使い続けたタオルも吸水性が落ちてきますが、これはタオル表面の輪(パイル)が寝てしまう事で起こります。しっかりとたくさんの表面積を作ることで水の吸水は格段に上昇します。
吸水性を良くする為には柔軟剤に注意しよう
タオルを洗う際の洗剤選択は大切であり、柔軟剤でふんわりと肌触り良く仕上げたいという方も居ますが、柔軟剤には布地や衣類をコーティングして軟らかくする働きがあり、この成分は吸水性を悪化させるデメリットもあります。
吸水性を求めるなら、タオルと衣類の洗濯は分けて行う事が望ましく、近年では吸水性を低下させない柔軟剤の開発もされていますが、柔軟剤の使い過ぎは避ける方が良いでしょう。特に使い始めて最初の段階では使わない方がその後のタオルの寿命を延ばすことにもつながります。
また、洗濯機にタオルを入れる際には丸めて固めず、洗濯ネットに入れて他の衣類と絡まないようにしましょう。摩擦や絡まりによってタオルの編みがきつくなり吸水力が低下してしまうからです。
タオルの正しい干し方
干す前には勢いよくタオルを振って、長時間紫外線にさらさずに干して乾いたらすぐに引き上げると良いです。
タオルも干す前にシャツなどの衣類と同様に、しっかりとバサっと振ってまっすぐに伸ばすことが重要です。これを振りさばきとも言いますが、タオルの場合には向きが重要です。
伊織の公式HPから動画を持ってきましたが、パイルの目の倒れる方向を身体から離すようにもち、しっかりと振りさばきましょう。一旦タオル両端を持ってパタパタと強く振ると、パイルが起きて吸水力が回復します。
せっかくの品質の良いタオルを購入したら、正しく使ってください。きっと快適なタオルライフが贈れるはずです。