購入したときはフワフワだったのに、洗濯していくうちに急激にふっくら感が無くなりゴワゴワになって固くなってしまう。
どうやったら上手に洗濯できるの!!
思いますよね。
今回は、ふっくらがなるべく維持できる洗い上げのテクニックをお伝えします。少しでも長く、そして気持ち良くタオルを使うため早めにポイントを知っておくだけで快適に過ごせます。
タオルが固くなっていく原因とは
ふっくらとタオルを洗い上げる方法を知る前に、基本を抑えておく必要があります。
タオルが固くなってゴワゴワ感が出て来る原因ってなんでしょう。
じつはこれを頭に入れておくだけで、自然と対策出来るようになるんです。
ふわふわの感触のために重要なのは「パイル」、タオルの表面に出ている無数の輪っかのことです。
タオルの表面をチェックしてみると、輪が美しく並んでいるのがわかると思います。これが、真っすぐ立ち上がった状態だと、使用時にクッション性を伴ってフワフワふっくらした感覚になります。購入したときにはこのパイルが綺麗に立ちあがっているのでふわふわなんです。
使用を重ねていくと、この輪が寝てしまったり、他の輪と絡まったりと徐々にクッション性が失われていきます。これが固くなったという感覚になるんです。
パイルが倒れる理由
パイルが痛んだり、寝てしまうのは、洗い方に起因するものがほとんどです。
一つ目は、洗濯のやり方の間違い。ドラム式洗濯機等で叩き洗いモードなどを繰り返したしていないでしょうか。綺麗になるかもしれませんが、押しつぶす力が強いのでどうしてもパイルが痛んでしまいます。また、ふっくらさせる為にと柔軟剤を使い過ぎるのもNG。これは繊維表面のすべりが良くなり、パイル抜けと呼ばれる痛みが生じます。タオル使い始めは柔軟剤の使用は控えるか、頻度を減らしてみましょう。
また、汚れが落ち切らないとパイルの痛みにつながります。大量の洗濯物を一度に入れたり、少量の水で洗う事と汚れが落ちきりません。雑菌の繁殖につながることもありますので、適正な量のお水で洗いましょう。特にふわふわのタオルは吸水力が高いので、洗濯に使ったお水も他の衣類よりも多く含みます。注意しましょう。
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ふっくらとタオルを洗うポイントとは
上記のタオルが固くなる原因を知るとやるべきことは見えてきますね。ポイントを下にまとめていきます。
①一度に洗う洗濯物を減らす
一度に洗う洗濯物を減らし、水量を多くして汚れを無理なく落とすことが重要です。
特に汚れがひどい場合は一般的な洗剤を使ってもよいですが、できるだけ繊維を軟らかく保つことができるように中性洗剤を利用する事がポイントです。
②柔軟剤の量は使わない
タオルだけを洗うなら柔軟剤を使わないほうが良いです。長く使ってメンテナンスをするときでも、柔軟剤は少量使いが良いです。
柔軟剤を利用する代わりとして酢やクエン酸を小さじ1杯程度入れると柔らかくなるというものがあります。ただ、洗濯機内部が錆びる可能性があり、推奨はしません。
③乾燥の時間はマイルドにしかも短時間に
やわらかいタオルを保つためには干し方にもポイントがあります。
基本的には日陰で干すのがよいです。
日陰でゆっくりと乾かすのがいいのは、表面だけが乾いたりすることなくバランスよく乾かすことができるため。
天気の悪い日は、長く湿った状態になりやすいです。コットンが傷むので、もし乾燥機があれば乾燥機を15分程度使ってから干すようにすると良いです。
④洗濯を干す前にしっかり振ろう
干す前にはタオルの両端を持ちながら振り下ろして、寝てしまった繊維の輪(パイル)を立ち上がらせた上で干しましょう。じつはかなり効果大きいので、試してみてください。特に効果がわかりやすいのは20回程度振ってから。
最初は面倒かと思いますが、使い心地の違いに感動すると思いますよ。
これらのポイントを知った上でタオル洗濯を行うと、ふわふわを長持ちさせることができます。この方法は「生乾きの臭いを防ぐ」「色移りを防ぐ」「黒いポツポツを防ぐ」「タオルの寿命を伸ばす」どれにも共通する事項です。是非繰り返し読んで、身に付けてください。
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