毎日タオルを使う方は多いですが、タオルを繰り返し使っていると徐々に堅くなったり、吸水性が落ちてしまったりしますよね。
今回は意外と知られていないタオルの寿命、交換時期はどれくらいかについてお伝えしていきます。タオルの好感の目安を知っておくと快適なお風呂上りと楽しめることになるでしょう。
タオル寿命の基準を知る
タオルって、他の人に見せるわけではないので、ボロボロになって破れてしまうまで使えてしまいますよね。最終的には雑巾へ転職してまで、働いてくれる優れたアイテムです。ですが、次第に吸収力はひくくなり、肌触りも固く違和感を覚えるようになるので正しいタイミングで交換しましょう。
タオルを気持ちよく使うには、タオルにも賞味期限がある事を理解して、交換していく必要があるでしょう。
使い方や使用回数、洗濯方式や干し方で全く寿命が変わります。ご自身の中でタオルが薄くて固くなってきたのを感じて、買った当時の感動がなくなっている場合にはすでに替え時になります。
ホテルで使用するタオルは交換の目安を30回の洗濯としているところも多いようです。
このことから、30回で手触りや吸水量に変化があるということが予想されます。自宅で使う場合には、お客様相手ではないのでさらに多く使うことになるでしょうから100回のお洗濯を目安にすることを推奨します。毎日洗う方は3ヶ月、2日に一回なら半年程度になります。
タオルはフワフワが気持ち良い
より固さが気にならない方であればもう少し長くてももちろん使えるでしょうが、長く使用すると、どうしても変色したりと当初の性能が変わってきます。
これまでボロボロになるまで使ってきた方も、タオルは消耗品であるということを意識して利用することをオススメします。
新しいタオルはフワフワして肌触りも良くて、お風呂上りのサッパリしたところにさらに癒しの効果を与えることができるアイテムです。是非フワフワ感が足りなくなったり、肌触りの悪苦なったと感じた場合には、気持ちの良いものに交換してください。
ただし、高品質のタオルは数年単位でも十分使えるんです。
例えば今治タオルなど、品質にチェックするシステムのあるブランド物タオルの場合にはパイル抜けがしにくくより長く状態を維持してくれますので、「ちょっといいもの」を手に入れると良いでしょう。
ちなみに、
毛羽落ちしないタオルは「長く使える耐久性のあるタオル」と言えます。
お洗濯で糸くずが出るのが嫌な方は、毛羽落ちの少ないタオルをチェックしてみてください。
-
【毛羽落ちしないバスタオル】長持ちタオルはコレ!タオルラボ評価結果から選びました
ふんわりフワフワのタオルは大好きだけど、使いはじめは細かい糸くずが落ちて困るなんてことはありませんか。 タオルはすごく細い糸を使って織り上げるため、どうしても糸くずや毛羽が出やすいのです。 しかし、タ ...
タオルを長持ちさせるための注意点
タオルは破れるまで使うのであれば、かなり長い期間に渡って使うことが出来ますが、長期でタオルを使い続けていると、どうしても皮膚が繊維の中に入り込んで洗い方を少し間違うだけで雑菌臭が発生するなど、衛生上の問題もでてきます。
臭いが出やすくなった場合には熱湯で殺菌をしたり、酵素系洗剤で洗濯するなどの対策が必要となります。ただ、あまり改善が見られない場合には手間と衛生の面において無理に使い続けない方が望ましいでしょう。
洗濯のときの注意点
長持ちさせるコツは色々とありますが、なんといっても洗濯の方法によってタオルの寿命は大きく変化します。
柔軟剤の使用を控える
最も大切なことは柔軟剤を使用しない事です。
衣類繊維のコーティングや繊維内への成分の浸透によって肌触りと香り付けを良くする柔軟剤ですが、タオルに使用した場合にはパイル抜けリスクがあります。一度パイル抜けが起こり始めるとその部分の繊維が抜けやすくなりますので傷みやすい状態になります。
またコーティングが強すぎると、繊維の吸水力の低下が起こるなどタオルの特性を下げてしまいます。
どうしても柔軟剤を使いたいという場合には柔軟剤の量を減らすか、毎回ではなく使用頻度を減らすなどすると良いでしょう。
洗濯ネットを活用する
もうひとつは洗濯機中での摩擦を減らすことが重要になります。
対策としては、まず洗濯ネットが考えられます。タオルが洗濯中に痛むのは他の衣類との摩擦によることが多いです。特にバスタオルのような長差のあるものは他の衣類と絡まってしまいます。取り出してみるとタオルを中心に絡まりあっている洗濯物を見た経験はみなさんあるのではないでしょうか。
他にも、洗濯する時の一度に入れる衣類の量を少なめにするということも良いでしょう。ギュウギュウ詰めしてしまうと、たくさんの衣類と絡まり始めるとどうしても重たく強い力がタオルの繊維にかかってしまします。パイル抜けだけでなく繊維の破断も発生し急激にタオルを傷めることにつながります。
乾燥時の注意点
タオルを長持ちさせるためには、干すときにも注意すると良いでしょう。
天日干しではなく、日陰干しにしましょう。
直射日光に当たっていると、紫外線が多く照射されるために繊維の成分がもろくなります。また染色に使われている染料もすべて紫外線によって色が変化する問いう特徴があります。色あせの原因はほぼ100%太陽光の紫外線と考えても良いでしょう。
また、風通しの良い場所で物干しをする必要があります。
早く乾かしたくて直射日光が良いように感じると思いますが、綿は天然の素材です。髪の毛と同じように、タオルに使用されている綿は植物由来であるために特に水を吸っている状態での強度が低下します。ぬれている時間をより短時間にすることがキーポイントとなりますので、新しい乾燥した風を送って一気に乾かしましょう。
繊維の質、色はタオルを選ぶ上で重要なポイントですので是非正しい方法で洗濯をしましょうね。