関西空港から程近い、大阪泉地区で有名な泉州タオル。国内のタオル生産量を今治タオルと2分する一大産地である大阪の泉州タオルを間近に感じられる施設がるのをご存知ですか?
それが「泉州タオル館ショールーム&タオルショップ」。タオルの製造工程や泉州タオルの歴史を学べる場所として、タオル好きの間では知られた観光スポットです。今回は同じくタオル好きの友人と2人で泉州タオル館のショールームへ遊びに行ってみましたので、そのときの体験談をシェアしますね。
泉州タオル館ショールームに到着
ついに泉州タオル館のショールーム&タオルショップに到着です。到着するまで建物の規模など全く分からなかったのですが、市の商工会館という感じの大きさです。元々は泉州タオルの取りまとめをしている大阪タオル工業組合のための施設だったようですので、そこまで大きくはないですね。
インターネットでのイメージだと道の駅レベルの印象を受けます。単純に国産のタオルを見たいだけであればりんくうプレミアムアウトレット内のショップ、製造工程や歴史について学びたい方はショールームに行くと良いでしょう。
だだ、さすがのショールームだけあって泉州タオルブランドの商品を製造する80社程度のタオルがずらっと並んでいます。メーカー独自の商品もありましたが、中には企業の要望で独特な風合いを実現しているタオルなどあり非常に面白い。実際に触ることもできるのでタオルの違いについて実感しやすい環境でした。
まだまだ、知らないタオルがたくさんあるなと常にタオルを気にしている私も感動しましたよ。
泉州タオルをより楽しむために
もしショールームに遊びにいく場合には、「事前に連絡しておく」とより楽しめます。なぜかというと
詳しい説明やおみやげをいただけるから
(皆さんにやっているわけではない可能性もありますので、直接聞いてください)
泉州タオル館内の工場見学と説明
担当してくださる組合の担当者さんと挨拶をした後、2Fにある会議室へ通していただきました。そこでは泉州タオルの概要が分かる10分程度の映像を見ることができます。
製造工程についてはかなり詳しく解説されている映像ですので、事前に勉強しなくても楽しめると思います。
泉州タオルの製造は「先染め⇒後晒し(あとさらし)」という工法が使われています。糊付けの方法や漂白、織り方まで実際に全体を通して見える工場見学がない中で具体的に理解するには非常に役立ちます。
2Fには泉州タオルで使用される染色済みの糸の色見本が展示してありました。たくさんの色がありますが、美しいですね。
左の写真は、日本のタオル製造機を開発した里井圓治郎(さといえんじろう)さんです。タオルというものはあっても製造方法が分からないなかで、自信で古くからある織機を使ってタオルのパイルを作る製造方法編み出した研究者ですね。
当時ヨーロッパではタオルが作られていたのですが、日本には作る技術がなかったのだそう。日本のタオルの発祥は大阪にあったというのも新しい発見でした。
1Fの研究用の製造機の見学
説明動画を見た後は、1Fのこれまで泉州のタオル製造に使われてきた製造機が設置されています。古いシャトルを使うタイプの製造機から20年前の製造機まで実際に間近で見ることができます。
実際に知識としては持っていても、実際に見てみると製造の苦労やありがたさを感じることができますね。工場見学はやはりオススメです。
泉州タオル館へのアクセス
- 住所:〒598-8508 大阪府泉佐野市市場西1丁目8番8号(泉州タオル館1F)
- 電話:072-464-4611
- 営業時間:9:00~17:00
- 休館日:土曜・日曜・祝日
- 入場料:無料
- 駐車場:有り
※公式HPなどを見ると10:00から営業となっておりますが、担当の方との電話では9時から開いていますという情報をもらいました。私が入ったのも9:15でしたので当サイトの営業時間はあえて9:00としています。(事前連絡してください)
他の泉州タオルの工場は?
近くの泉州タオルの工場にも合わせて工場見学の打診をしてみたもののやはりノウハウが流出することを懸念してか個人はNGとの回答をいくつの会社さんからもらい、今回は断念。
泉州タオルでも有名な「ツバメタオル」さんの工場前で記念撮影して満足しました。
タオルの良さを広めたいと考えてサイト運営をしていおりますので、もし会社のブランディングの一環として工場見学や商品紹介をされたい場合には、ご一報ください。