今女性の間で密かに人気を集めているという「蒸しタオル美容法」。タオルを使って美肌にするという画期的な美容法だそう。
ここでは、この蒸しタオル美容法の具体的なやり方をお伝えしていこうと思います。美顔器を使ったりエステに通ったけど効果がイマイチ実感できないという女性はぜひ参考にしてくださいね。
蒸しタオル美容法とは?
女性の美容アイテムとして人気なのが、美顔器やスチーマなどの美容機器です。しかし、これらの美容機器は購入するのにお金がかかる上に使い慣れるまでに時間がかかります。しかも、使い方を間違えるとお肌にダメージを与えてしまうこともありますよね。一方でエステに通って確実にきれいになる方法もありますが、出費が大きくなってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、蒸しタオル美容法です。
タオルだけを使った簡単な方法ですが、効果が感じられやすいということで多くの女性に支持されています。
方法はごくシンプル。温めたタオルを肌に乗せるだけ。
これだけで、女性の大敵である毛穴の汚れや黒ずみを解消し、美肌へと導いてくれるんです。タオルの熱が血行をアップさせ、肌がターンオーバーを促すことによって肌が綺麗になります。
必要となるのは、家にあるタオルのみです。お金も時間も不要で、自宅で気軽にお肌のケアができちゃいます。
やり方を間違えると肌に負担をかけてしまう可能性もありますので、正しいやり方をしっかりとマスターしましょう。
蒸しタオルの作り方
準備するものフェイスタオル 1枚
まずは、フェイスタオルを1枚用意します。サイズはフェイスタオルとして一般的な33×80cmくらいのものであれば大丈夫です。
蒸しタオルに使うフェイスタオルの条件は?
蒸しタオルに使うと良いフェイスタオルは、毛足が長くて糸が細いものが肌への刺激が少なくてオススメです。
例えば、今治タオルの「HACOON」などは吸水用途としては保水の観点から物足りないのですが、蒸しタオルとしては完璧な特性を持っています。ちょっと薄手の方が乗せたときの重さの感じもちょうど良いと思いますよ。
また、フェイスタオルよりも大きいバスタオルや小さいすぎるハンドタオルだと、重すぎたり蒸気を保てないということにつながります。美容法ですので、古いタオルや素材が固いタオルを使わないように注意しましょう。お肌に負担がかかる方法では逆効果になる可能性があります。
蒸しタオルはレンジで1分間!
用意したフェイスタオルを水で濡らし、やや固めに絞りましょう。そして、電子レンジに投入します。この時の濡れたタオルはラップで包み、耐熱皿に置いて加熱しましょう。
温める時間は「500~600Wで1分間」です。熱すぎるときは40秒程度でもOK。
金属の糸が使われているものは火花が出る可能性があるのでNGです。
温め終わったら、タオルを腕の内側に当ててみてください。この時心地よさを感じるなら、丁度よい温度。「熱い」と少しでも感じるようなら温めすぎです。広げてやや冷ましてから使用しましょう。簡単に蒸しタオルは完成しますね。
電子レンジが苦手な方は洗面器でOK
自宅に電子レンジが無かったり、電子レンジで温めるのが怖いと感じる人もいるかもしれないので、電子レンジを使わない蒸しタオルの作り方もお伝えしておきます。
①フェイスタオルを準備します。そして、フェイスタオルを長い辺を半分→もう短い辺を2回半分に折って棒状にします。
②洗面器に45℃~50℃のお湯を入れます。そのタオルの両端を持った状態で、洗面器のお湯にタオルの中央部分だけを浸します。
こうすることで、両端はお湯に浸さなず火傷のリスクを小さくすることが出来ます。
③最後に両端を持ちながら絞ります。これで蒸しタオルは完成です。
蒸しタオル美容法の実践方法
①メイクを落とす
実践する前に、メイクを落としましょう。いつも通りのクレンジング・洗顔を行い、メイクを落とします。この時、お肌にメイクが留まらないように、入念に落としてください。メイクが肌に残ったままだと、毛穴にメイクや汚れが詰まり、黒ずみが余計ひどくなっていまいます。
もしメイクをしていない時でも、汚れを落とす意味で洗顔は必ず行ってください。
②蒸しタオルを顔に乗せる
蒸しタオルを顔にゆっくり乗せます。毛穴の汚れや黒ずみが気になる部位に重点的に乗せましょう。そして、乗せたタオルを手で軽く抑えて密着させます。
お洋服を濡らさないように上の写真のように、中心付近を身体側にすると良いです。端のほうを鼻の頭を避けるように頭側に向かって持ち上げると、顔全体を覆っても苦しくないです。
蒸しタオルを顔に使う場合には乗せる時間は「2~3分間」としましょう。
蒸しタオルの熱によって毛穴が開きます。さらに血行が良くなって、お肌のターンオーバーが促されていく感覚を味わいましょう。
室温などによってタオルの温度がすぐに下がってしまう場合は、上からラップをかけると保温効果が出てきます。
③保湿をする
蒸しタオルで温まった肌は、乾燥しやすい状態です。そのため、タオルを顔から外したら、すぐに化粧水などで保湿することをおすすめします。
蒸しタオルによって温まった肌は毛穴が開いている状態のため、保湿液がいつもより浸透しやすいです。前もって化粧水などを手元に置いておくことで、タオルを外した時にすぐ保湿ができます。
④毛穴を引き締める
最後に「冷水で顔を洗う」「冷たいタオルを乗せる」などの方法で、毛穴の引き締めを必ず行いましょう。
毛穴を引き締めることで、保湿の際に使用した化粧水や美容液の成分をしっかりと肌に閉じ込めることができます。
蒸しタオル美容法を実践する上での4つの注意点
①蒸しタオルの温度に注意する
絶対に熱すぎるタオルを顔に乗せないでください。火傷してしまいます。タオルを温めたら、顔に乗せる前に必ず腕に当てて、適切な温度になっていることを確認しましょう。
また、顔と手の体感温度は異なるので、顔に乗せる時はゆっくりと乗せてください。もし少しでも熱いと感じたら、すぐにタオルを取って顔を冷ましてください。またタオルを顔から取った後に赤みや痒みが出たら、すぐに使用を中止してください。
②炎症を起こしているニキビの上には乗せない
炎症を起こしているニキビの上に蒸しタオルを乗せると、熱で激痛を伴う場合があります。
さらに、ニキビの症状も悪化する可能性があります。蒸しタオルだけでなく、美容法は肌の状態をまず改善してから行うようにしましょう。
③保湿と毛穴の引き締めは欠かさない
先ほど、蒸しタオル使用後に保湿と毛穴の引き締めを行うと述べました。しかし、この工程を無視する女性が非常に多いです。
蒸しタオル使用直後はお肌が柔らかくなるため、そのままにしておきたい気持ちはよくわかるのです終わった後のケアが大切です。
保湿しないとお肌が乾燥しますし、毛穴を引き締めないと、美容液などの保湿成分が肌に十分浸透しません。これでは、蒸しタオル美容法の意味がなくなります。
ですので、最後に保湿・毛穴の引き締めは欠かさないでくださいね。
④蒸しタオル美容法は週1~2回にとどめる
蒸しタオルを使った美容法はとても気持ちがいいので、ついつい毎日やってしまいがちです。しかし、毎日やってしまうとお肌に必要な皮脂まで取り除いてしまうことになり、完全に逆効果です。
皮脂を除去しすぎると、肌トラブルの原因になってしまうので、蒸しタオル美容法は週に1、2回に留めるようにしてください。