今回は聞いてみると確かにそうだという、本当にエコなタオルを紹介します。
タオルの原料に起こるロス糸についての現実
最近知ったタオル製造のお話。聞いてみると確かにという原料を作る時のロスについてです。
タオルの原料というと、これは糸であるというのはみなさんご存知かと思います。
糸を作る会社では、それを織って布にするメーカーさんに輸送するのですが、まれにアクシデントで糸が切れてしまうことがあるそうなのです。
画像:Makuake
納品前のNG品ということで、このタイプの糸切れしたボビン糸は、糸屋さんが処分しなければならないそうなのです。もちろん費用は糸屋さんもち。
使われているコットン自体はタオル以外で衣料品に使われるような上質なものなのに、糸切れが起こると一気に価値がなくなるという現実があるのだといいます。
糸切れをつなぐ加工さえできればタオルができる
画像:Makuake
こうして廃棄予定だった糸も、ひとつずつ手作業で結んであげれば織り上げることができる。ただ、人件費などがプラスしてかかってしまう。
糸屋さんからの糸切れボビン糸の購入と、糸をつなぐための人件費、加工費に応援金をわたしてあげることで、タオルを返礼品として受け取れるというクラウドファンディングを見つけました。
それが、
『今治製タオル×廃棄予定だった糸で作る
ちょうどいいタオル「earth(アース)」』
というタオルです。今治のタオルメーカーが処分されるだけであったこの糸をタオルにするという試みにチャレンジしているのですね。
世界の誰かが心を込めて作った綿花を、大切に使い切る。とてもエコで世界に優しいタオルだと感じます。
クラウドファンディング「Makuake」で応援できる
このプロジェクトは2022年8月31日で終了しております。続報などはTANGONOのHPをご確認ください。
今回のプロジェクトは、今治タオルを作る株式会社丹後という会社が立ち上げています。この会社はタオルブランド「OLSIA」や「TANGONO」を運営するメーカーで、日ごろからオーガニックコットンやフェアトレードのタオルを作っていて環境に優しい印象があります。
画像:Makuake
今治の伝統あるメーカーがこのような活動を始めるというのは、エコが当たり前になる社会になっていくのにとても影響があると感じますね。
応援したい方は、クラウドファンディング案件の掲載サイト「Makuake(マクアケ)」をご覧ください。
Makuakeでの本プロジェクトは現時点で
締め切り日は2022年8月31日まで
と設定されています。もし、このプロジェクトに賛同できるという方や、糸屋さんや綿花農家さんの助けになりたいと考えてくださる方は、期間内に応援してあげましょう。
ちょうどいいタオル「earth」ってどんなタオル
プロジェクトの返礼品として、今回作られるのは2種類のサイズ。
- コンパクトバスタオル:43×100cm
- ブランケット:100×150cm
コンパクトバスタオルは、バスタオルよりちょっと小さいサイズ。全身を拭くにはものたりないけれど、バスタオルほどは必要ないという。ちょうど必要十分な大きさにした、最近人気が出てきているサイズ感が選ばれています。
また、ちょっと大きいブランケットサイズも選べます。こんなに糸は処分されることになっていたのだと思うほど、たっぷりの大きさ。柔らかいタオルですので、秋頃までちょっとしたお出かけや、お部屋でのひざ掛けにぴったり。
カラーは2種類で色鮮やか
画像:Makuake
カラーバリエーションは、宝石のトルコ石のような青緑の「ターコイズ」、そして爽やかな「シトラス」の2種類。
ブルーは今治の海、シトラスは愛媛の柑橘をイメージした色でしょうね。
また、裏面は淡いグレーになっていて両面色違いの珍しいタオルになっています。リバーシブルで両方ともに同じパイル素材となっているので、吸水的にはどちらを使ってもOKという設計になっています。
写真で糸を見ると、非常に細く柔らかそう。これは使うほどにふんわりになっていくタイプだと予想されます。
詳しい使い心地の口コミや評価についてはearthを使ってから、報告させていただきますね。ロスを使って作るというタオルになっているので、数量には限りがあると予想されます。
ちょうど、ブランケットが欲しかったとか、タオルを交換しようと思っていた方は応援してみてはいかがでしょうか。
返礼品は2022年10月末までに届けてくれるそう、楽しみですね。