シャンプーをした後の髪を乾かすのがもっとスピーディにタオルドライできれば楽なのにと思ったことはありませんか?
髪の毛を美しく保つためには、良いトリートメントを使う以上に濡れている時間をどれだけ少なくするかが重要なのだそうです。
濡れた髪を早く乾かすには吸水性の高い「ヘアドライ用タオル」を選ぶのがコツです。
ここではヘアドライ用タオルの選び方を「素材」「保水力」「形状」の3点からチェックしていきます。ロングヘアもショートヘアの方も、ヘアドライ用タオルが癒しのお風呂上りを演出してくれるでしょう。
ヘアドライ用タオルを選ぶポイント
髪の毛を乾かしたいと思った時にタオル選びで必要となるタオルの特徴は大きく以下の3つになります。
「素材」
「保水力」
「形状」
これらはそれぞれ、タオルを乾かしやすくしたり、美髪を保つために必要な要素になります。では、詳細についてみていきましょう。
素材はキューティクルへのダメージへ影響する
タオルに使われる糸の種類によって髪への優しいかどうかが決まってきます。ご存知の通り、タオルに使われる素材としては綿(コットン)は外せません。ほかにも色々な麻や最近ではバンブーレーヨンといった素材も人気です。
また、良く使われている化学繊維のなかでも、使い方次第ではマイクロファイバーも使えます。このあたりについて解説します。
髪に傷をつけないなら「綿素材」がベスト
ヘアドライ用タオルの素材には大きく「天然繊維」と「化学繊維」があります。肌ざわりのいい天然繊維のタオルの代表といえば「綿」。
綿のタオルは天然素材だからこその優しいさわり心地が最大のメリットになります。
以外に綿は非常に丈夫な生地なので、繰り返しの洗濯でも品質が下がらないので耐久性なども上質な今治タオルなどであれば心配ありません。
手にした時の気持ちよさもありますし、何よりもデリケートなお肌の女性でも安心して使えるので不動の人気タオル素材となっています。また、お洗濯後にいやなニオイが発生しにくいのも、綿素材の良いところ。たくさんのお水を吸わせるアイテムだけにこのあたりも大きなメリットとなるでしょう。
時短だけなら「マイクロファイバー素材」も可
化学繊維のヘアドライタオルの代表選手といえば、安くてさわり心地が独特なやわらかさのマイクロファイバー。
マイクロファイバーの長所として、「吸水性」ははずせないでしょう。
化学繊維ということで、肌に優しいかと言われるとやや疑問はありますがフワフワとした手ざわりは魅力的です。
吸水性がとても高いために、髪の毛の水分を余裕を持って吸い上げることができるでしょう。ただ、触ったときの優しい感触はないので、トータルバランスとしてはやはり綿には適わないと感じます。
ヘアドライしやすい「形状」で選ぶ
髪の毛を乾かすためにはお水を吸わせるタオルの形も重要になります。いくつかの種類がありますので、それぞれのメリットについてお話していきます。
スタンダードタオルタイプ
ヘアドライタオルは一般的な長方形タオルがあります。
ロングでもショートでも使いやすいのが「タオルタイプ」。通常のバスタオルよりもやや小さく、フェイスタオルよりも大きいもので、素材も天然繊維・化学繊維とさまざまです。シャンプー後の髪の毛にぱっと巻き付けるようにすればいいので、使い方も簡単。ユーザーのクチコミには「あまり薄いタオルは巻き付けてもすぐにほどけてしまう」というものもあり、厚みのあるタオルを選ぶといいでしょう。
ターバンタイプ
ターバンタイプがあります。いっぽうターバンタイプはロングヘアの人におススメ。長い髪でもくるっとターバンの中に巻き込めるので、ヘアドライ中に水滴が首筋にたれて冷たくなることもありません。
ヘアドライターバンをかぶってしまえば、お風呂あがりに安心してゆっくりとスキンケアをする時間が取れます。肌ケアをしている最中などターバンをつけている間ずっとタオルが水分を吸ってくれるので、ドライヤーの時間を短縮できるという効果があります。
手袋タイプ
近年人気急上昇中のタオルの形です。ドライヤーをしながら触れているお水を手袋の中に吸収していくというスタイル。
弱点は手が熱く感じて初めて風の当てすぎに気付くことができるのですが、手袋をしていると熱を感じにくくなります。髪を痛ませないように温度が上がり過ぎない髪に優しいドライヤーを併用しましょう。
速乾性を高めるとお洗濯がしやすくなる
速乾性を高めるとお洗濯後の乾燥がとても速い。しかも、この乾くという特性はほかにもヘアドライとして良い点があるのです。
それは髪の毛のたくさんのお水を吸っても、普通に広げて干しておくことで翌朝のお洗濯までの時間に生乾きの状態になりにくいということです。清潔さを保つために水分の蒸発の速さは重要になってくるのです。
特に、髪の毛が短めの方の場合に、吸水はそこまで必要ないと判断した場合には、速乾性の高いものから選んであげるのも選択肢の一つです。
「ガーゼタオル」から選ぶ
ヘアドライ用タオルのなかで、吸水よりも乾かしやすさという方には「ガーゼ素材」という選択肢もありです。
ガーゼは綿糸をごく粗く織り上げたもので、「通気性」と「柔らかさ」が利点となります。
糸をそのまま使うということもあって、生まれたての赤ちゃんにも使用されるほどやさしい生地として有名です。
髪の毛をこれ以上傷ませたくないという方は、ガーゼタオルで柔らかく水分を吸い取るのもオススメの方法です。洗うほど生地が柔らかくなり、フンワリしてくるのも育てる感覚を味わえて大切にしたくなります。
吸水力の問題があるのでヘアドライ用タオルなら3重ガーゼくらい以上を使いましょう。