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大矢 真:タオルレビュー専門家

日本国内のタオルを使い心地を考えた独自基準で評価。500枚以上のタオルを触り、専門家の視点でコンテンツ作りを行う。

現在2人の子育て中のパパであり、元化学者。理系のひとらしく根拠をしっかりお伝えしながら、タオルの魅力を正確に伝えます。

タオルのコラム

タオルケットの選び方|好みやサイズで選ぶならココに注目!

PC記事上

使い勝手が良く、お手入れも簡単なタオルケットは夏の寝苦しさを解消するアイテムとして必須の寝具。

ただ、同じタオルケットでも素材によってその機能は様々ですしサイズもいろいろですよね。ここでは機能性や好み、サイズで選ぶタオルケットの選び方について解説していきます。

タオルケットの機能性や自分の好みから選ぶ

吸水性の高いタオルケット

吸水性の高いタオルケットとしておすすめなのが、綿を素材とするタオルケットです。綿は吸水性の高い素材で、タオルケットだけでなくタオルや衣服など、さまざまな日用品に使用されています。

綿100%のタオルケットは、吸水性がかなり高いという特徴があります。

寝ている間に汗をたくさんかいた場合でも、しっかりと汗を吸い取ってくれます。特に汗をかきやすい赤ちゃん用として綿100%のタオルケットは圧倒的な人気がありますね。

ただし、綿のタオルケットの中にはポリエステルなどの化学繊維が混紡されてるものがあります。化学繊維は吸水性が低く、肌に負担をかけやすいというデメリットがあります。乾燥のしやすさはあるのですが、やはり汗をかきやすい体質の方は綿100%のタオルケットがオススメです。

また、最近では木材パルプを原料とするレーヨン素材のタオルケットも機能性が高いです。吸収性が高く、綿よりも汗を吸収してくれますし、しっとりとしたさわり心地で気持ちが良いです。綿100%のタオルケットと比べると、やや傷みやすく縮みやすいというデメリットがあるので注意が必要です。価格が安いので、綿100%のタオルケットに比べると手に入れやすいと思います。

涼しいタオルケット

暑くて寝苦しい夜でも涼しく眠りたい人には、接触冷感素材を使った接触冷感タオルケットがおすすめです。接触冷感素材とは、ポリエチレンやキュブラなどの化学繊維を加工して作られたもので、触るとヒンヤリした冷たさを感じます。

接触冷感タオルケットに触れると皮膚表面の温度だけでなく、他の寝具の温度も下がるため、寝苦しい夜でも快適に眠れます。

しかし、接触冷感素材は化学繊維を使用しているので吸収性が低いです。汗かきの人が使用すると、蒸れを感じてしまうでしょう。そのため特に暑い夜は、接触冷感タオルケットだけを使うのではなく、エアコンを併用することをおすすめします。

肌触りの良いタオルケット

肌触りの良いタオルケットとしておすすめなのが、綿と麻を混紡したタオルケットとなります。綿と麻の2つの素材が使用されているタオルケットのことで、柔らかくてサラサラの肌触りです。涼しい感じがするので、暑い夏にはもってこいの素材です。

また、シャーリングタオルケットも肌触りが良いです。シャーリング生地は、パイル生地の先端がループ状になっている部分をカットしたもので、滑らかな肌触りを実感できます。シャーリングは、パイル生地よりも吸水性に劣ると言われていますが、実際はそこまで差がありません。

ジャガードタオルケットも肌触りが良くて人気があります。柔らかくてふわふわしており、ボリューム感があり、心地良い肌触りです。

肌に優しいタオルケット

肌に優しいタオルケットとしておすすめしたいのが、オーガニックコットンのタオルケット。

オーガニックコットンは、農薬などを使用しない環境で作られた綿素材で通常のコットンよりも肌に優しいです。汗で化学的な成分の影響が出ないとも限りませんので、気になさる方には安心の素材を使っていただきたい。

オーガニックコットンのタオルケットは、価格が通常のタオルケットに比べると若干高めとなりますが、アレルギー体質の人や赤ちゃんでも安心して使えるというメリットがあります。

タオルケットのサイズから選ぶ

タオルケットには、シングル、ハーフ、セミダブル、ダブル、クイーンなどと様々なサイズがラインナップされています。昔はお布団のみでしたが、近年は欧米の影響でベッドのサイズに合わせてタオルケットの需要があるためです。

それではそれぞれの大きさごとのタオルケットについてみていきましょう。

シングルサイズ

シングルサイズは、縦140×横200cmもしくは縦150×横200cmが基本で、1人用です。セミダブルは縦160×横190cmのものが主流で、1人でゆったり使いたい場合や子供と2人で使うときなどにおすすめです。ただ、大人2人で使うとなると小さ過ぎます。

ダブルサイズ

ダブルサイズは縦190×横210cm程度のサイズのものが多く、2人で使うのに適しています。ただし、販売されている品数は年々減少傾向。

ダブルサイズとは逆に需要が高まっているのがハーフサイズのタオルケットです。ハーフサイズはシングルサイズの1/2の大きさで、サイズは縦140×横100cm程度のもの。横にかけるとお腹だけ、縦にかけると体全体に、というように便利な使い方ができます。

クイーンサイズ・キングサイズ

ダブルサイズよりも大きいサイズは、クイーン・キングサイズです。クイーンサイズは2人でゆったり過ごしたい場合、キングサイズは家族全員で過ごしたい場合に適しています。ただしダブルサイズと同じく、複数人で一緒に使用するサイズのものは需要があまり無く、ほとんど販売されていません。

クイーン・キングサイズのベッドでタオルケットを使いたい場合は、シングルサイズのものを一人ずつ2枚で対応することをおすすめします。

ベッドの大きさとタオルケットのサイズの関係

市販の家具店へ行くと、タオルケットのサイズはベッドのサイズよりも一回り大きいタオルケットを勧めてくる場合もあります。

ベッドのサイズとタオルケットのサイズを合わせる必要性を考えると、やはりジャストサイズがオススメです。タオルケットは快適さをアップさせるアイテムですので、身体に触れているということが最も大切な役割になります。

サイズ大きくなるとどうしてもタオルケットがベッドからずれ落ちてしまう原因となります。ベッドから落ちてしまうと、睡眠への影響が出てきます。

また、身長の高い男性や寝相の悪い人の場合にはさらに注意が必要です。基本的にはジャストサイズがオススメなのですが、経験からタオルケットが朝起きたらはだけているという方が大勝となります。これらの方々は寝返りを打った際に肩が出てしまい体が冷えている可能性があります。ベッドから落ちてしまうリスクはありますが、通常よりも1サイズ大きいタオルケットを選ぶとはだける可能性を減らすことができます。

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